10月16日は【辞書の日】です!
知りたい言葉を調べる辞書には、時代とともに変わる言葉を記録する工夫が詰まっています。
なぜ10月16日が【辞書の日】といわれるのかという由来・理由や、「辞書」に関するプチ雑学をまとめました。
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辞書の日の由来・理由
1758年10月16日が米国の辞書編纂者ノア・ウェブスターの誕生日であることから、10月16日は「辞書の日」と呼ばれています。
ウェブスターは、1828年に『アメリカ英語辞典』を刊行した人物。辞書の日は、言葉を学び、語彙を増やすきっかけの日として親しまれています。
辞書に関するプチ雑学・トリビア
辞書は、言葉の読み方、意味、使い方などを一定の方針で整理したもの。同じ言葉でも、辞書によって説明や載せる用例が異なることがあります。
ここからは、「辞書の日」にぴったりな辞書の雑学をいくつかご紹介します。
辞書は、言葉のルールブックとは限らない
辞書に載っている言葉が「正しく」、載っていない言葉がすべて「間違い」だと思っていませんか?
多くの現代的な辞書は、人々が実際に言葉をどう使っているかを記録する記述的な辞書です。
新しい言葉や専門用語、方言などは、人々の間で広く使われていても、改訂のタイミングや紙面の都合で辞書にまだ掲載されていないことがよくあります。
さらに時代の変化によって変わる言葉などもありますので、辞書に載っていないからといって、それが必ずしも間違いとは限らないんです。
新しい言葉は、思いつきだけでは載らない
新語を辞書へ加えるとき、編纂者は本や新聞、ウェブなどに現れた実例を集めます。
用例を大量に集めたデータベースはコーパスと呼ばれ、意味や文法的な振る舞いを調べる材料になります。
一度だけ使われた言葉より、幅広い書き手が一定期間使っている言葉のほうが収録候補になりやすいもの。
辞書に載るまでには用例という証拠が必要なのですね!
辞書は、完成後もアップデートされ続ける
言葉は、新しく生まれたり、以前とは違う意味で使われたりします。
その変化に合わせて、辞書も新しい見出し語や語義を加え、古い説明を見直します。
たとえばオックスフォード英語辞典は、現在も年4回の更新で新語や新しい意味を追加しています。
辞書は完成品というより育ち続ける記録だと考えると、印象が変わりますね!
「dord」という幽霊の言葉が辞書に紛れ込んだ
1934年版の辞書に、実在しない「dord」という見出し語が載ったことがあります。
語源担当者のメモにあった「D or d」を、1語の「dord」と読み違えたことが原因でした。
このように誤解や誤植から生まれ、辞書へ入り込んだ実在しない語は「ゴーストワード」と呼ばれます。
何人もの確認を通る辞書にも、ときには幽霊が忍び込むなんて、ちょっと親近感が湧きますね!
知りたい内容によって、向いている辞書は変わる
日常語を手早く調べる小型辞典と、古い用例や語源まで扱う大型辞典では役割が違います。
学習者向け辞書なら、意味だけでなく使い分けや例文が充実していることもあります。
目的に合う辞書の選び方
- 日常語の意味を素早く知る:小型の国語辞典
- 古い用例や語源を調べる:大型の国語辞典
- 外国語の使い方を学ぶ:例文が豊富な学習辞典
- 微妙な違いを比べる:複数の辞書を引き比べる
国立国語研究所も、調べたい内容に応じて辞書やコーパスを使い分ける方法を案内しています。
一冊だけが唯一の正解ではないからこそ、引き比べも楽しそうですね♪
まとめ
10月16日の【辞書の日】。
1758年10月16日が米国の辞書編纂者ノア・ウェブスターの誕生日であることから、10月16日に「辞書の日」と呼ばれる記念日でした。
辞書は実際の用例を集め、時代とともに意味や見出し語を更新しながら言葉を記録しています。
気になる言葉を見つけたら、一冊だけでなく複数の辞書を引き比べてみてくださいね!
