10月16日は【世界麻酔デー】です!
痛みを抑えて治療を受けられる背景には、麻酔の薬だけでなく細やかな観察と管理があります。
なぜ10月16日が【世界麻酔デー】といわれるのかという由来・理由や、「麻酔」に関するプチ雑学をまとめました。
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世界麻酔デーの由来・理由
1846年10月16日に米国のマサチューセッツ総合病院でエーテルを使った外科麻酔の公開実演が成功したことから、10月16日は「世界麻酔デー」とされています。
この公開実演は、患者が激しい痛みに耐えず手術を受けられることを広く示しました。
世界麻酔デーは、麻酔が医療と患者の安全を支える役割を考える日です。
麻酔に関するプチ雑学・トリビア
麻酔は、手術や検査の痛みを抑え、患者が安全に処置を受けられるようにする医療です。
意識をなくす方法だけでなく、体の一部をしびれさせる方法もあります。
ここからは、「世界麻酔デー」にぴったりな麻酔の雑学をいくつかご紹介します。
麻酔は、大きく分けても一種類ではない
「麻酔」と聞くと、手術中に眠る全身麻酔を思い浮かべる方が多いかもしれません。
実際には、処置の内容や体調に合わせて複数の方法が使い分けられます。
主な麻酔・鎮静の種類
- 全身麻酔:意識をなくし、全身の痛みを感じない状態にする
- 区域麻酔:脊髄くも膜下麻酔や硬膜外麻酔などで広い範囲をしびれさせる
- 局所麻酔:処置する小さな範囲をしびれさせる
- 鎮静:意識を残しながら眠気や不安を和らげる
区域麻酔や局所麻酔では、意識があるまま手術を受けることもあります。
麻酔は「眠らせる薬」だけではないのですね!
全身麻酔は、普通の睡眠とは違う
全身麻酔は、薬によって意識をなくし、痛みを感じないように管理された状態です。
自然な睡眠のように、声をかければ簡単に目覚める状態ではありません。
呼吸が弱くなる場合には、気道を確保して人工呼吸で支えることもあります。
眠っているように見えても医療チームが全身を管理しているのです。
局所麻酔は、痛みの信号を途中で止める
局所麻酔薬は、神経が痛みの信号を脳へ送る働きを一時的に妨げます。
小さな手術や傷の縫合、歯科治療などで使われる身近な麻酔です。
効き始めると、温かさやピリピリした感覚の後に処置する部分がしびれてきます。
意識はそのまま、痛みの通り道だけを休ませるイメージですね!
鎮静の深さは、はっきり四分割できるとは限らない
鎮静には、会話ができる浅い状態から、強い刺激で反応する深い状態まで幅があります。
米国麻酔科学会は、鎮静から全身麻酔までを連続した深さとして説明しています。
薬への反応には個人差があるため、予定より深い状態になる可能性も考えて管理します。
鎮静は段差ではなく坂道のように変化すると考えると分かりやすいですね!
麻酔中は、心拍・血圧・酸素を見守っている
麻酔中は、患者のそばで心拍数、血圧、血液中の酸素などをモニターします。
区域麻酔や局所麻酔で意識がある場合も、必要に応じて同じように観察します。
数値の変化を早く見つけ、薬の量や呼吸・循環の支え方を調整するためです。
麻酔は薬を入れて終わりではなく、絶え間ない見守りによって成り立っています。
歴史的な手術室は「エーテル・ドーム」として残っている
1846年の公開実演は、歯科医ウィリアム・T・G・モートンが患者へエーテルを投与し、外科医ジョン・コリンズ・ウォーレンが手術する形で行われました。
舞台となったのは、マサチューセッツ総合病院の手術講堂です。
この部屋は現在、エーテル・ドームと呼ばれ、医療史の節目を伝えています。
ひとつの講堂が、痛みのない手術の可能性を世界へ示した場所なのですね!
まとめ
10月16日の【世界麻酔デー】。
1846年10月16日に米国のマサチューセッツ総合病院でエーテルを使った外科麻酔の公開実演が成功したことから、10月16日とされている記念日でした。
麻酔には全身・区域・局所などの方法があり、薬の作用と継続的なモニタリングによって治療を支えています。
医療を受ける機会があれば、気になることを事前に麻酔担当者へ尋ねてみてくださいね。
