2月2日は【バスガールの日】です!
なぜ【バスガールの日】といわれるのか、その由来・理由やプチ雑学をまとめました。
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由来・理由
1920年2月2日に、東京市街自動車の乗合バスに日本初の女性車掌(バスガール)がお目見えしました。
このことから、2月2日が「バスガールの日」として制定されました。
専業主婦制が当たり前だった時代に、バスガールは女性の社会進出のキッカケとなる職業だったとも言われています。
プチ雑学・トリビア
職業婦人が増加した大正時代の中で、バスガールはとりわけ若い女性の憧れの職業だったそうです。
今回はそんなバスガールに関する雑学・豆知識を集めました。
バスガールとバスガイドは別物?
現代を生きる私たちからすると「バスガール」とは少し聞き慣れない言葉ですが、なんとなく「バスガイド」のことだろうか?と考えてしまいますよね。
しかし実は、私たちがよく知るバスガイドとバスガールは別の職業。
バスガイドは旅行などでのバスの移動中にガイドをしてくれますが、バスガールはガイドがメインの仕事ではありませんでした。
もちろん観光バスを担当したバスガールは観光案内などもしていたそうですが、基本的には切符を切ったりバックの誘導をするなど、「車掌」としての仕事を担っていたそうです。
バスガールの仕事
- 切符を販売する
- スケジュール管理をする
- 乗客の問い合わせに答える
- 道案内をする
- バックの誘導をする
- 観光案内(観光バスの場合) など
バスガールは当時高待遇だった?
1920年2月2日より業務を開始したバスガールは、19〜30歳の37人でした。
初任給は35円。これは当時としては破格の高給だったので、その待遇はとても話題になりました。
黒のツーピースに白襟というハイカラな格好も、若い女性からの人気に拍車をかけたようですね。
まとめ
2月2日の【バスガールの日】。
1920年2月2日に東京市街自動車の乗合バスに日本初の女性車掌(バスガール)がお目見えしたことから、制定された記念日でした。
今では見かけなくなってしまったバスガール。
実は2010年代以降というかなり最近、「車掌がいれば運転手の乗客対応を減らすことができて停車時間を短縮できる」として、一部自治体では復活させる動きがあったそうです。
しかし試験的に車掌を導入してみたところ、満員になった車内では車掌が動くことができず、白紙に戻ってしまったんだとか。
少し寂しいですね。
かつてバス内で颯爽と仕事をしていたバスガールを想像しながら、バスに乗車してみてはいかがでしょうか。