12月14日は【南極の日】です!
なぜ【南極の日】といわれるのか、その由来・理由やプチ雑学をまとめました。
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由来・理由
1911年12月14日、ノルウェーの探検家ロアール・アムンセン(ロアルド・アムンゼン)と4人の隊員が人類で初めて南極点に到達しました。
このことから、12月14日が「南極の日」として制定されました。
アムンセン隊は1912年1月25日に、犠牲者を一人も出すことなくフラムハイムへ無事帰還しました。
プチ雑学・トリビア
南極点に到達したアムンセン隊、実は同時期にイギリス海軍大佐ロバート・スコットと競争するように南極横断を開始しました。
当時は不利と思われていたアムンセン隊がスコット隊より一ヶ月ほど先に到達。
さらに全員が無事に帰還したアムンセン隊に対し、スコット隊は帰途に遭難し、全員が亡くなるという痛ましい結果となってしまいました。
初到達を争った二人に敬意を表し、南極点付近にアメリカが建設した観測基地は「アムンセン・スコット基地」と名付けられています。
今回はそんな南極に関する雑学・豆知識を集めました。
南極と北極の違いや比較
地球の南北それぞれの端っこである、南極と北極。
どちらも同じくらいの面積で、「地の果てなのでとにかく寒い」というイメージがありますが、それぞれ異なる特徴を持っています。
北極と南極の比較
- 気温:南極の平均は-50℃、北極の平均は-18℃
- 大陸かどうか:北極は海で大陸ではなく、南極は大陸
- 標高:南極は高く、北極は低い
南極の標高は富士山より高い?
氷に覆われた島のようなイメージの強い南極大陸。
実はその標高はとても高く、平均で2.2km。地球上で最も標高が高い大陸とされています。
その最高峰は、なんと4892m!
日本が誇る富士山の標高は3776mなので、なんと富士山より1km以上も高いんですね。
南極はどこの国にも属さない?
1959年に締結された「南極条約」に基づき、南極大陸は世界のどこの国にも属さない大陸とされています。
もともと1820年ごろに南極大陸が発見された際、探検した国や近隣の国による領土権の主張が行われてきましたが、科学者たちによる国際共同研究を実施する動きが活発となり、国際協力が促進されることに。
日本、アメリカ、イギリス、当時のソ連など12カ国が南極条約を締結し、領土権主張の凍結が基本原則とされました。
まとめ
12月14日の【南極の日】。
1911年12月14日に、ノルウェーの探検家ロアール・アムンセン(ロアルド・アムンゼン)と4人の隊員が人類で初めて南極点に到達したことから、制定された記念日でした。
ペンギン、アザラシ、オットセイ……南極大陸には、水族館などでも大人気の動物たちがたくさん住んでいます。
しかし現在、地球温暖化によって生態系に大きな影響を与えられているそうです。特にペンギンはここ数十年で急激に数が減り、いくつかの種は絶滅の危機にも瀕しているそう。
この機会に南極の「今」を知って、私たちにできることを考えてみるのもいいかもしれませんね。