11月5日は【世界津波の日(津波防災の日)】です!
海辺を散歩する日も、旅先で景色を楽しむ日も、安心につながる備えを知っておきたいですね。
なぜ11月5日が【世界津波の日(津波防災の日)】といわれるのかという由来・理由や、「津波防災」に関するプチ雑学をまとめました。
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世界津波の日(津波防災の日)の由来・理由
1854年の旧暦11月5日に起きた安政南海地震と、「稲むらの火」のもとになった濱口梧陵の避難誘導の逸話にちなみ、日本では2011年の法律で「津波防災の日」、国際的には2015年の国連総会で「世界津波の日」が11月5日に定められました。
濱口梧陵は、現在の和歌山県広川町で稲むら(積み重ねた稲わら)に火を放ち、村人を安全な場所へ導きました。
安政南海地震の日を現在の暦に直すと1854年12月24日で、記念日は旧暦の月日に由来しています。
津波防災に関するプチ雑学・トリビア
津波防災は、津波の仕組みを知り、避難先や行動をあらかじめ考えておく備えです。海が近い暮らしだけでなく、旅行や海辺のレジャーにも関わります。
出かけた先で「どちらへ逃げる?」と迷わないために、知っておきたいことがありますね。
ここからは、「世界津波の日(津波防災の日)」にぴったりな津波防災の雑学をいくつかご紹介します。
津波と普通の波の違いは、動く海水の厚み!
風で起こる普通の波は、主に海面付近の水が動く現象。
津波は、海底から海面までの海水全体が動く、エネルギーの大きな波です。
海底で大きな地震が起き、海底が持ち上がったり沈んだりすると、それに伴って海面も変動します。
その動きが、大きな波として四方へ伝わっていくんですね。
陸地では、大量の水が長い時間押し寄せることで、人や建物を押し流すことがあります。
いつもの波と津波は、海岸で見える高さだけで比べられない現象なんです。
津波の速さは水深で変わる!沖合ではジェット機並みに
津波には、海が深いほど速く伝わる性質があります。
水深5,000mの外洋では時速約800kmと、ジェット旅客機に匹敵する速さになります。
海岸に近づいて水深が浅くなると、津波の速度は落ちます。
その一方で、減速した波の前方に後ろの部分が追いつくため、波は高くなっていきます。
浅い場所で減速しても、海岸で津波を見てから走って逃げるのでは間に合いません。
同じ波でも、海の深さによって速さも高さも変わることを覚えておきたいですね。
20〜30cmの津波でも、人を巻き込むほどの流れになる
20cm程度の高さはほんのわずかという印象を受けてしまいますが、実は高さ20〜30cm程度の津波でも、人が速い流れに巻き込まれるおそれがあります。
小さな段差ほどの高さでも、大量の海水が動く力が加わるためなんです。
津波注意報は、予想される最大波の高さが高いところで0.2m以上1m以下で、災害のおそれがある場合に発表されます。
注意報のときも、海の中から上がり、海岸から離れる行動が必要です。
釣りや海水浴では、足元の水の高さだけに目が向きがち。
「低い波なら安全」と考えず、注意報にも意味があることを知っておきたいですね。
津波は繰り返し届く!後から来る波が高くなることも
津波は、海岸や島などで反射し、進む方向を変えながら伝わります。
複数の波が重なったり、違う経路を通った波が遅れて届いたりするため、一度きりでは終わりません。
後から来る津波のほうが高くなる場合もあります。
大規模な地震では、津波が半日や1日以上続くこともあるんです。
一度波が引いて静かに見えても、海が安全に戻ったとは判断できません。
津波警報・注意報が解除されるまでは、避難を続けることが大切です。
海の近くで強い揺れ・長い揺れを感じたら、高い場所へ
海岸付近で強い揺れや、弱くても長い揺れを感じたら、津波警報を待たずに避難します。
震源が陸地に近いと、警報が津波の到来に間に合わないことがあるためです。
揺れを感じなくても、大津波警報や津波警報が出たときは、沿岸部や川沿いから安全な場所へ避難します。
目指すのは、高台や津波避難ビルなど、その地域で指定された避難先です。
初めて訪れる海辺でも、避難場所の案内や経路を見ておくことが備えになります。
きれいな景色を楽しむお出かけと一緒に、「もしもの道順」も知っておけると心強いですね。
まとめ
11月5日の【世界津波の日(津波防災の日)】。
1854年の旧暦11月5日の安政南海地震で、濱口梧陵が稲むらに火を放ち村人を導いた逸話にちなみ、2011年の法律で「津波防災の日」、2015年の国連総会で「世界津波の日」が定められた記念日でした。
私たちは東日本大震災などで大きな津波災害を経験したり見聞きし、津波の恐ろしさは決して軽く見てはいけないものと知っている人も多いと思います。
災害はいつやってくるか、わからないもの。
事前に家族で話しておくと、自分だけでは気づかなかった避難の疑問も見えてきそうですね。
今日はハザードマップを開いて、身近な避難先までの道を一緒に確かめてみませんか。
