10月30日は【初恋の日】です!
思い出すだけで少し甘酸っぱい気持ちになる初恋。文学の名作から生まれた、ロマンチックな記念日です!
なぜ10月30日が【初恋の日】といわれるのかという由来・理由や、「初恋」に関するプチ雑学をまとめました。
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初恋の日の由来・理由
1896年(明治29年)10月30日に、島崎藤村の詩「初恋」が雑誌『文学界』へ初めて掲載されたことから、1999年(平成11年)に藤村ゆかりの宿・中棚荘によって「初恋の日」が制定されました。
詩「初恋」は、翌1897年に刊行された島崎藤村の第一詩集『若菜集』にも収められました。
「まだあげ初めし前髪の」で始まる、りんごを手にした少女への思いを描いた作品です。
初恋に関するプチ雑学・トリビア
初恋は、誰かを初めて特別に思う気持ちです。
島崎藤村の詩に描かれた言葉や、小諸に残る楽しみ方を知ると、記念日がもっと味わい深くなります。
ここからは、「初恋の日」にぴったりな初恋の雑学をいくつかご紹介します。
詩「初恋」に登場する果物は、りんご
島崎藤村の「初恋」には、少女が差し出すりんごが登場します。
「前にさしたる花櫛の 花ある君と思ひけり(現代訳:前髪に挿した花飾りのある櫛を見て、あなたがまるで花のように美しい人だと思った)」など、姿や香りを感じる言葉で初々しい恋が描かれています。
りんごの実や髪に触れる情景が、甘酸っぱい気持ちと重なって読まれてきました。
初恋の日にりんごがよく使われるのは、この詩の印象的な場面が由来なのですね!
「あげ初めし前髪」は、少女の髪形を表している
冒頭の「まだあげ初めし前髪の」は、前髪を上げ始めたばかりの少女の姿を表しています。
明治時代には、髪形が年齢や成長の段階を感じさせる大切な描写でした。
短い一節だけで、幼さを残しながら大人へ近づく様子が伝わります。
髪形から人物の年ごろを想像できるのも、昔の文学を読む面白さです!
「初恋」が発表されたとき、島崎藤村は24歳
島崎藤村は1872年3月25日生まれで、「初恋」が掲載された1896年10月には24歳でした。
青年期の藤村が、新しい詩の表現を切り開いていた時期の作品です。
翌年に刊行された『若菜集』は、藤村の名を広く知らしめました。
青春のまっただ中で書かれた言葉だからこそ、初恋の揺れる気持ちが生き生きと伝わるのかもしれませんね!
中棚荘では、「初恋りんご風呂」を楽しめる
記念日を制定した中棚荘には、詩「初恋」をモチーフにした初恋りんご風呂があります。
小諸でりんごが実る秋ごろから春まで、湯船にりんごを浮かべる名物です。
甘酸っぱい香りに包まれながら、藤村の世界を体験できるのが魅力。
文学作品が温泉の楽しみ方へつながっているなんて、すてきですね!
藤村が小諸で過ごしたのは、約6年間
島崎藤村は1899年に小諸義塾の教師として長野県小諸へ赴任し、1905年まで暮らしました。
小諸での生活から生まれた作品には、『千曲川のスケッチ』や詩「千曲川旅情の歌」があります。
「初恋」を発表した後の時期ですが、小諸は藤村の文学に深く関わる土地になりました。
記念日の制定者が小諸の宿なのも、こうしたゆかりがあるためです!
まとめ
10月30日の【初恋の日】。
島崎藤村の詩「初恋」が1896年10月30日に『文学界』へ初掲載されたことから、藤村ゆかりの宿・中棚荘が制定した記念日でした。
詩に登場するりんごや少女の前髪には、初々しい恋心を感じさせる表現が込められています。
今日は昔の思い出を振り返ったり、藤村の詩をゆっくり読んだりしてみてはいかがでしょうか?
