3月10日と11月30日は【砂糖の日】です!
なぜ【砂糖の日】となったのか、その由来・理由やプチ雑学をまとめました。
由来・理由
「砂糖の日」は砂糖の啓発活動を実施する「お砂糖“真”時代」推進協議会が2014年に制定した記念日です。
「さ→3 とう→10」の語呂合せが由来で、3月10日が砂糖の日とされました。
「いい→11 さ→3 とう→10」(いい砂糖)と読む語呂合わせから、11月30日も同じく「砂糖の日」に制定されています。
プチ雑学
砂糖の日は、「砂糖の優れた栄養価等を見直す日」という目的で制定されました。
砂糖といえば、「太る」「ダイエットの敵」「体に悪い」……というイメージがありませんか?
もちろん食べ過ぎは禁物なのですが、砂糖はとても重要なエネルギー源。食習慣を豊かにする重要な食材でもあります。
そこで、今回は砂糖の栄養に関するお話と砂糖の雑学をいくつか紹介します。
砂糖の栄養価
砂糖の成分はほとんどが「ショ糖」で、つまり炭水化物のこと。
ショ糖などのでんぷんは、摂取することで肝臓でブドウ糖に変えられて、血液に流されて全身に行き届きます。
炭水化物は人が生きる上で欠かせない必要な栄養素。
不足すると体は疲れやすくなり、脳に栄養が行き届かなくなってしまいます。
特に脳はブドウ糖を唯一のエネルギー源としているのに、蓄積しておくことができません。
疲れたときやイライラした時に甘いものが欲しくなるのは、脳が早急にエネルギーを必要としているというサインなのです。
さらに、甘いものを食べることで幸せホルモンと呼ばれる精神を安定させる神経物質・セロトニンも作り出してくれます。
まさに心身ともに重要なメリットを与えてくれる砂糖。もちろん食べ過ぎはNGですが、一概に体に悪いというのは間違いと言えますよね。
食品の保存にも一躍!
砂糖は食べ物を長持ちさせてくれる役割もあります。
カビや細菌などの微生物は、食べ物に含まれた水分が原因で増殖します。
砂糖は食品の水分をたくさん抱え込む力があり、微生物の増殖を防ぎます。そのため、砂糖をたくさん使ったジャムや羊羹などは腐りにくいんですね。
古くから伝わる伝統的なお菓子も、長期保存を目的に砂糖をふんだんに使った甘いものが目立ちます。
科学が発展していない時代から、砂糖の偉大さは既に知られていたんですね。
上白糖は日本だけ?
そんな日常生活で欠かせない砂糖ですが、ご自宅ではどんな砂糖を使っていますか?
上白糖、グラニュー糖、黒糖、粉糖……砂糖はいくつも種類がありますが、日本で日常的に使う砂糖といえば、やはり「上白糖(白砂糖)」ではないでしょうか。
しかし、実は上白糖を使っているのは日本ぐらいということをご存知でしょうか。
実は世界ではグラニュー糖が一般的なのです。
まとめ
3月10日の【砂糖の日】。
美味しいという良いイメージの他、最近では「太る」「健康に悪い」など悪いイメージもある砂糖。
しかし食習慣を豊かにする重要な役割を持つ砂糖は、適切な量であれば体にも心にも良い働きをしてくれます。
食べ過ぎには気を付けつつ、心身の栄養補給をしましょう!