8月21日は【おいしいバターの日】です!
パンに塗ったり、お菓子や料理へ加えたりと、豊かな香りとコクを楽しめるバターは食卓でおなじみの乳製品ですね。
なぜ8月21日が【おいしいバターの日】といわれるのかという由来・理由や、「バター」に関するプチ雑学をまとめました。
朝礼のスピーチ、メルマガ配信、話のネタの参考にどうぞ!
関連記事
おいしいバターの日の由来・理由
1877年8月21日に東京・上野公園で第1回内国勧業博覧会が開幕し、バター作りに使う「犬力機」などが出品されて、多くの日本人がバターを知るきっかけになったことから、株式会社富澤商店によって8月21日が「おいしいバターの日」として制定されました。
犬力機とは、犬の力で機械を動かし、バターを作るための樽を撹拌する装置です。記念日はバターのおいしさや種類の豊富さを知ってもらうことを目的としています。
バターに関するプチ雑学・トリビア
バターは牛乳から作られる身近な食品ですが、白い牛乳が黄色く固まったバターになるまでには、意外とダイナミックな変化が起きています。
有塩・食塩不使用・発酵など種類も多く、それぞれ味や向いている使い方が少しずつ違うんですよ。
ここからは、そんなバターに関する雑学をいくつかご紹介します。
バターはクリームを激しく混ぜて作られる
バターは、生乳から分離したクリームを激しく撹拌し、乳脂肪を集めて練り上げて作ります。
日本では「乳脂肪分80.0%以上、水分17.0%以下」といった成分規格を満たしたものが「バター」とされています。
製造では、まず生乳から乳脂肪分35〜40%ほどのクリームを分離し、殺菌・冷却したあと、「チャーニング」と呼ばれる撹拌を行います。
激しく混ぜることでクリームの脂肪球を包んでいる膜が壊れ、脂肪同士が集まってバター粒になっていくそうです。
このとき、バター粒と分かれて残る液体が「バターミルク」。
バターミルクも廃棄されるだけではなく、液体や粉末に加工されて業務用食品などへ利用されています。
牛乳をそのまま冷やせばバターになるわけではなく、クリームを分離して激しく混ぜる工程が必要なんですね。
昔は容器を振ったり棒で撹拌したりしており、「クリームを激しく動かして乳脂肪を集める」という基本原理は古代から現代まで大きく変わっていません。
有塩と食塩不使用では使い方が少し違う
スーパーのバター売り場を見ると、「有塩」と「食塩不使用」の2種類がありますよね。
有塩バターは製造時に食塩を加えたもので、日本では食卓用として広く使われています。
一方、食塩不使用バターは製造時に食塩を加えていないため、料理やお菓子の塩分を自分で細かく調整しやすいのが特徴です。
有塩バター・無塩バターの使い分け例
- トースト:塩味のある有塩バター
- クッキーやケーキ:食塩不使用バター
- ソテー:料理の味付けに合わせて使い分け
- パン作り:レシピで指定されたタイプを使用
ちなみに一般に「無塩バター」と呼ばれる商品も、正式な表示では「食塩不使用」とされることが多くあります。
レシピに「食塩不使用バター」と書かれている場合は、有塩バターへそのまま置き換えると仕上がりの塩味が変わることがあるので、指定を確認して使うと安心ですね。
発酵バターはクリームを乳酸発酵させて作る
バターには、さらに「非発酵バター」と「発酵バター」という分類があります。
発酵バターは、原料となるクリームへ乳酸菌を加えて発酵させてから作る方法や、バターへ乳酸菌を加えて発酵させる方法で作られます。
乳酸発酵によって独特の芳香やコクが生まれるのが特徴です。
ヨーロッパでは昔、牛乳からクリームを十分に分離するまでの間に自然と乳酸発酵が進んでいたため、発酵バターの文化が発達しました。
一方、日本では近代的な乳製品製造技術とともにバターが普及したため、非発酵バターが主流となっています。
どちらもパンに塗るだけでなく、炒め物やソース、お菓子作りなどに使えます。
いつものバターと発酵バターを同じパンへ塗って食べ比べると、香りやコクの違いを感じやすそうですね!
バターが黄色いのは牛が食べる牧草とも関係している
原料となる牛乳は白いのに、バターは黄色やクリーム色をしていますよね。
この色には、牛が食べる牧草に含まれている「βカロテン」が関係しています。
βカロテンは乳脂肪へ取り込まれており、バターを作る過程で乳脂肪本来の黄色が目立つようになるんです。
さらに、バターの黄色さは一年中まったく同じとは限りません。
明治の食育サイトでは、青々とした夏草を多く食べた牛の乳から作るバターは黄色が濃く、干し草を多く食べる冬には淡くなることがあると紹介されています。
つまり、バターの色には乳牛がどのような餌を食べていたのかが表れる場合もあるんですね。
商品によって製造方法や原料乳も異なるため単純には比較できませんが、バターを使うときに色合いを眺めてみるのも面白いですよ。
バターは周りのにおいを移さないように保存する
バターを使いかけのまま冷蔵庫へ入れるときは、乾燥だけでなく「におい移り」にも注意が必要です。
バターは10℃以下での冷蔵保存が基本で、開封後は銀紙やラップなどを密着させ、できるだけ空気へ触れないように保存する方法が一般的。
においの強い食品と一緒に保存すると風味に影響することもあるため、箱や密閉容器へ戻すと安心です。
また、使ったバターナイフをそのままバターと一緒に入れておくのではなく、清潔な道具で必要な分だけ取ることも大切です。
せっかく香りの良いバターを買ったら、最後までおいしく楽しめるよう保存方法にも気を配りたいですね。
まとめ
8月21日の【おいしいバターの日】。
1877年8月21日に開幕した第1回内国勧業博覧会でバター作りの機械などが展示され、多くの日本人がバターを知るきっかけになったことにちなむ記念日でした。
バターには有塩、食塩不使用、発酵などの種類があり、作り方や風味にもそれぞれ違いがあります。
今日はパンへいつもと違うバターを塗ったり、料理やお菓子に使って香りの違いを楽しんだりしてみてはいかがでしょうか。
