8月14日は【水泳の日】です!
暑い夏にはぴったりの記念日ですよね。
なぜ8月14日が【水泳の日】といわれるのかという由来・理由や、「水泳」に関するプチ雑学をまとめました。
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由来・理由
8月14日の「水泳の日」は、公益財団法人日本水泳連盟によって制定された記念日です。
この記念日が生まれた背景には、水泳競技人口の裾野を広げ、競技力の向上を目指すという目的があります。
さらに、水泳は「命を守ることができるスポーツ」としても注目されています。国民全員が泳げるようになることで、水難事故を減らすことが目標として掲げられています。
もともと1953年に制定された「国民皆泳の日」が引き継がれ、2014年に「水泳の日」に改称されて現在の形になりました。
プチ雑学・トリビア
水泳は古代から人々に親しまれてきたスポーツですが、その歴史や技術にはたくさんの面白い話があります。
ここからは、水泳に関する雑学をいくつかご紹介します。
水泳選手の体脂肪率は意外と高い?
鍛えられた水泳選手の肉体は、引き締まった筋肉が印象的で、体脂肪率が非常に低いと感じるかもしれません。しかし、実際には男子選手の体脂肪率は15%前後で、特別に低いわけではないことをご存知でしょうか?
これは水泳というスポーツの特性によるものです。
水中では、体温が急速に奪われてしまうため、適度な体脂肪が必要です。脂肪は体温を保つための重要な役割を果たし、冷えによるパフォーマンスの低下を防ぐために、体が脂肪を適度に保持しようとします。
そのため、見た目以上に体脂肪が多めに維持されているのです。
プールの長さには秘密がある
競泳用のプールには、長さ25mの短水路と50mの長水路の2種類があります。
しかし公認プールでは、実際の長さは少しだけ異なります。日本水泳連盟が認定する公認プールは、長水路なら50.02m、短水路なら25.01mに設計されています。
このわずかな長さの違いには、実は重要な理由があります。それは、タイムを正確に計測するために使われる「タッチ板」の厚さを考慮しているからです。タッチ板は競技中、選手がプールの端に触れるために設置されており、その厚さが約1cmあります。このため、プール自体が少し長く設計されているのです。
競泳は最初、海で行われていた?
現代の競泳はプールで行われるのが一般的ですよね。
しかし1896年に開催された第1回アテネオリンピックでは、競泳競技は海で行われ、自然の波や潮流が影響を与える中で選手たちが競技に参加していたんです。
プールで競泳が行われるようになったのは、1908年の第4回ロンドンオリンピックから。
この時から競技の公平性を保つために、安定した水の中で競技が行われるようになり、競泳がスポーツとして確立されていきました。
水泳の歴史は古代エジプトにまで遡る
水泳は古代から存在しており、その歴史は非常に長いです。古代エジプトや古代ギリシャ、古代ローマの時代には、文献や壁画に水泳の描写が見られます。例えば、古代エジプトの壁画には、人々が川や池で泳いでいる様子が描かれており、当時から水泳が生活の一部だったことがわかります。
また、古代ギリシャでは水泳が軍事訓練の一環として行われており、兵士たちの体力や技術を高めるために重要な役割を果たしていました。
このように、水泳は古代から現在に至るまで、さまざまな形で人々の生活や文化に根付いてきたのです。
競泳の自由形ではなぜクロールばかり?
競泳の花形とも言える自由形は、好きな泳ぎ方ができる競技です。
しかしほとんどの選手がクロールで泳ぎ、自由形=クロールが一般的ともいえるほどです。
その理由は、水泳の泳ぎ方の4種類の中で、クロールが一番速く泳げるから。
競泳で求められるのはスピードですので、1秒でも早く泳げるクロールを多くの選手が選択するのは必然的なことなのです。
水泳の4種類の泳ぎ方
- クロール
- 平泳ぎ
- バタフライ
- 背泳ぎ
まとめ
8月14日の【水泳の日】。
「水泳競技人口の裾野を広げて競技力の向上を目指す」「国民全員が泳げるようになることで、水難事故を減らす」ことを目標として、公益財団法人日本水泳連盟によって制定された記念日でした。
水泳は単なるスポーツではなく、いざというときに命を守るスキルでもあります。
この機会にぜひ、水泳に挑戦してみてはいかがでしょうか?