6月23日は【オリンピック・デー】です!
なぜ【オリンピック・デー】といわれるのか、その由来・理由やプチ雑学をまとめました。
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由来・理由
1894年6月23日に、国際オリンピック委員会(IOC)がパリで創立されました。
このことから、6月23日が「オリンピック・デー」として制定されました。
パリで開催されたオリンピック復興に関する国際会議で「1896年にアテネで第一回オリンピック大会の開催すること」が決議したことで、国際オリンピック委員会が組織されました。
プチ雑学・トリビア
4年に一度開催される、世界的なスポーツの祭典・オリンピック。
夏季大会・冬季大会と開催され、選手はもちろん観戦者もアツイ気持ちとなり、各国に一体感が生まれるイベントです。
ごく最近である2021年にはコロナ禍という非常に難しい状況の中、1年の延期を経て日本・東京で「東京2020 夏季オリンピック」が開催されました。
今回はそんなオリンピックに関する雑学・豆知識を集めました。
オリンピックがなぜ平和の祭典?
オリンピックといえば「平和の祭典」という特徴があります。
これはアテネでの第一回オリンピック大会の開催を提言したフランスの教育者:ピエール・ド・クーベルタン男爵が掲げた目的のためです。
彼は古代ギリシャのローマ文明に憧れを持っており、そのときに行われていた「古代オリンピック」を構想として、現代のオリンピックを作り上げました。
クーベルタン男爵はスポーツを通じて変革することを目指し、「スポーツを通じて平和な世界の実現に寄与する」「フェアプレーの精神」を目的にしたのです。
オリンピックの起源は紀元前!
クーベルタン男爵がならったオリンピックの起源となる古代オリンピックは、なんと今から約2800年ほども前、紀元前776年に始まったとされています。
古代ギリシャ・エリス地方にあるゼウス神の聖地「オリンピア」で、ゼウス神に捧げる競技祭として4年ごとに行われていました。
古代ギリシャでは慢性的な戦争が起こっていましたが、祭典のための「聖なる休戦=エケケイリア」と呼ばれる休戦期間を設けられていました。
4年に1度、休戦(平和)を求めるなど、現代のオリンピックと通じるものがありますね。
しかし392年、ローマ時代にテオドシウス帝がキリスト教を国教と定めたことで、オリンピア信仰は異教扱いを受けることに。
異教として禁止されたため、翌年393年を最後に古代オリンピックは行われなくなってしまいました。
日本でオリンピックは何回行われた?
4年に一度のオリンピック、やはり日本で行われると嬉しいですよね。
盛り上がりを肌で感じることができ、時差などもなくリアルタイムでみやすいため、より楽しむことができます。
日本でオリンピックが初めて開催されたのは、1964年のこと。これはアジアで初めてのオリンピックともなりました。
これ以降日本で開催されたオリンピックは、東京2020を合わせて夏季が2回、冬季が2回となります。
日本で行われたオリンピック
- 夏季第18回:1964年(東京)
- 冬季第11回:1972年(札幌)
- 冬季第18回:1998年(長野)
- 夏季第32回:2020年 ※開催は2021年(東京)
1940年に日本で予定されていたオリンピック(東京・札幌)があった
さて、1964年が日本で行われた最初のオリンピックとなりますが、実は1940年にも東京で予定されていた夏季オリンピック・札幌で予定されていた冬季オリンピックがありました。
しかし日中戦争の勃発により国際社会との軋轢が激化したこと、国内でも兵士や戦費の確保が必要だとする意見が強くなったことから、これらのオリンピックの開催は返上されます。
1940年の東京オリンピック・札幌オリンピックは幻のオリンピックとなりました。
まとめ
6月23日の【オリンピック・デー】。
1894年6月23日に、国際オリンピック委員会(IOC)がパリで創立されたことから、制定された記念日でした。
東京2020のとき、開催前はさまざまな問題が発生したため多くの批判も沸き起こり「開催しない方がよいのではないか」という論調になったことも。
しかしいざ開催されると、やはり選手たちからはたくさんの元気や勇気を与えてもらえました。
平和の祭典・オリンピック。世界情勢がとても不安定な今こそ、もう一度その理念をしっかりひとりひとりの胸に留めておきたいですね。