10月17日は【上水道の日】です!
なぜ【上水道の日】といわれるのか、その由来・理由やプチ雑学をまとめました。
朝礼のスピーチ、メルマガ配信、話のネタの参考にどうぞ!
由来・理由
1887年10月17日に、横浜の市街地へ日本で初めてとなる近代的上水道による給水が開始しました。
このことから、10月17日が「上水道の日」として制定されました。
イギリスの工兵中佐パーマーの設計指導によって、相模川から野毛山の貯水地へ引水し、市街地へ給水していたそうです。
プチ雑学・トリビア
私たちの生活に欠かせない上水道。
蛇口をひねるとそのまま飲むこともできるほど綺麗なお水が出てくるのは、上水道のおかげです。
今回はそんな上水道に関する雑学・豆知識を集めました。
上水・中水・下水の違いは?
キッチンや洗面所などにある水道の蛇口から出てくる水は「上水」ですが、他の水道を通る水には「中水」と「下水」という種類があります。
それぞれ以下のような違いがあります。
水道を通る水の種類
- 上水:飲用に適した水
- 中水:飲用ではなく雑用・工事用に使用される水
- 下水:生活や産業の排水・汚水
上水の水源は何?
飲むことができる上水は、水源からとった水に殺菌などさまざまな処理が行われた後、家庭の蛇口に届けられています。
水源は主に3つで、以下のようなものがあります。
上水の水源
- 川・湖・ダムなどの地表水
- 山など浅い地中を流れる伏流水
- 井戸などの地下水
世界最古の水道は紀元前?
水道というと土木技術が発達しないとできないイメージがありますよね。
そのため水道が世界に生まれたのはここ100〜200年前程度かと思いきや……なんと実は紀元前から水道があったとされています。
現在判明している世界最古の水道は、古代ローマのアッピア水道。
これは紀元前300〜400年前に建設されたと言われています。
つまり、今から2300年も前に水道はすでに存在していたんですね。
ローマ帝国時代には世界では他にもさまざまな立派な水道があり、遺跡も残されています。
領土が広がっていた当時のローマ帝国では人が増えることにより水不足が問題となっていたのですが、水道の整備によって解決。衛生的で暮らしやすい国となり、ますます発展していったとされています。
まとめ
10月17日の【上水道の日】。
1887年10月17日に横浜の市街地へ日本で初の近代的上水道による給水が開始したことから、制定された記念日でした。
あるのが当たり前すぎるほど身近な存在・上水道。
しかし安全で安心な水を飲めるのは、決して当たり前のことではありません。
私たちに水を届けてくれる水道施設は、24時間365日ずっと稼働し、そこには厳しい水準を守るため管理する人たちがいます。
そのことを、そして感謝の気持ちを忘れずにいたいですね。