9月4日は【くじらの日】です!
くじらといえば、子供にも大人にも愛される、海に住む生き物。
なぜ【くじらの日】といわれるのか、その由来・理由やプチ雑学をまとめました。
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由来・理由
「9→く 4→じら」の語呂合わせから、9月4日が「くじらの日」として制定されました。
鯨類などの海産哺乳類の試験研究を行う一般財団法人・日本鯨類研究所が、「水産資源の適切な管理・利用に寄与することを目的とし、鯨と日本人の共生を考える日」として制定した記念日です。
プチ雑学・トリビア
愛らしくて優しげな瞳が親しみやすいくじら。海の生き物の中でも人気者ですよね。
今回はそんなくじらに関する雑学・豆知識を集めました。
クジラは魚類ではなく哺乳類!
海に生き、陸では生活できないクジラ。
その性質や何よりも魚のようにヒレをもつ姿から一見魚類のようにも見えますが、クジラは私たち人間と同じ哺乳類です。
これはもはや一般常識としても扱われる事柄ですが、そもそもなぜクジラが哺乳類なのか堂々と説明できる人はそう多くはないのではないでしょうか?
クジラが哺乳類である理由は大きく以下の3つです。
クジラが哺乳類である理由
- エラを持たず肺呼吸しているから
- 卵ではなく赤ちゃんを産むから
- 赤ちゃんを母乳で育てるから
- 髪の毛があるから
肺呼吸なのに水中で生きていられるのはなぜ?
クジラやイルカは肺呼吸をするのになぜ水中で生きていられるのか、不思議に思いませんか?
その理由は、息を止めるのが得意だから。
マッコウクジラなどはなんと水中に1〜2時間も止まることができるほど、息止めが得意だそうですよ。
ちなみに「クジラの潮吹き」は、水をただ吹いているわけではなく、クジラが肺から吐き出した息なんです。
肺呼吸なのに陸で生きられないのはなぜ?
クジラは肺呼吸なので、水中で呼吸ができません。呼吸をするために海面に上がる必要があるんです。
それなのになぜ、クジラが陸に上がると死んでしまうのか不思議に思ったことはありませんか?
実はその理由は、体の大きさが原因なんです。
地球上で一番大きな動物と言われるクジラ。シロナガスクジラは体長30m以上になるものも!
水中では浮力などにより生きられるクジラですが、陸ではその体を支えることができず、全体重が肺などを押し潰してしまうのです。
肺呼吸なのに水中でしか生きられない……クジラはジレンマに苛まれて生きる生き物なんですね。
クジラの髪の毛はどこにある?
哺乳類に共通する特徴のひとつとして「髪の毛の存在」が挙げられますが、哺乳類であるクジラにももちろん髪の毛があります。
ちょっとびっくりの事実ですよね。
ただし、お母さんの子宮内で育っている胎児の時にしか持たなかったり、出生直後に抜け落ちてしまう種もいるため、髪の毛を確認できるクジラは数十種類いる中でもごく一部だそうですよ。
「鯨」という漢字の由来
クジラは漢字で書くと「鯨」になります。漢字の由来はいくつか説があります。
一説では、鯨が哺乳類ではなく魚と思われていた昔のこと。
その大きさが普通ではなかったことから、「魚」と「京」をあわせて「鯨」となったという説があります。
まとめ
9月4日の【くじらの日】。
「9→く 4→じら」の語呂合わせから、一般財団法人・日本鯨類研究所によって制定された記念日でした。
哺乳類なのに海で生きる不思議な生態のクジラ。
ぜひ、クジラについてたくさん知ってくださいね。