8月19日は【俳句の日】です!
なぜ【俳句の日】といわれるのか、その由来・理由やプチ雑学をまとめました。
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由来・理由
「8→は 1→い 9→く」の語呂合わせから、8月19日が「俳句の日」として制定されました。
正岡子規研究家である坪内稔典氏らが提唱したことで、「夏休み中の子どもたちに俳句を親しんでもらう」ことを目的に1991年に制定された記念日です。
プチ雑学・トリビア
「世界で一番短い定型詩」ともいわれている日本の俳句。
5・7・5という短い中で気持ちを表現できる、素敵な文化ですよね。
今回はそんな俳句に関する雑学・豆知識を集めました。
俳句と川柳の違いは?
どちらも「5・7・5」の言葉で作られる俳句と川柳。
この違いをご存知でしょうか?
それはズバリ「季語」と「切れ」があるかどうかです。
俳句は情緒や風情を伝えるため、季節を表す言葉「季語」を必ず入れなければいけないというルールがあります。
また、俳句には「〜けり」「〜かな」「〜や」など、言葉の区切りとなる「切れ」が存在します。
一方で川柳には季語や切れを「必ずいれなければいけない」というルールはありません。
5・7・5という17音定型にハマりさえすれば、自由にストレートに作ることができます。
俳句と川柳の違い
- 俳句には「季語」「切れ」が必用
- 川柳は17音定型にはまれば自由につくることができる
- 主に俳句は文語表現、川柳は口語表現が一般的
俳句の昔の呼び方は?
俳句は「連歌(れんが)」という、室町時代にはじまった言葉遊びが元とされています。
連歌はさらに元となる平安時代にあった「5・7・5・7・7の和歌」を、上の句と下句にわけて2人以上で完成させる言葉遊びでした。
この連歌から派生したものが江戸時代に発展して大きく盛り上がります。
それが当時は「俳諧(はいかい)の発句(ほっく)」と呼ばれていた俳句の始まりです。
この「俳」諧の発「句」を略して、「俳句」と呼ばれるようになりました。
「俳句」が広く知られたのは明治時代のこと。
正岡子規によって起こされた「俳句革新運動」によって広まったと言われています。
まとめ
8月19日の【俳句の日】。
「8→は 1→い 9→く」の語呂合わせから、正岡子規研究家である坪内稔典氏らの提唱によって制定された記念日でした。
短い言葉で情緒や風情がのせられる俳句。
美しい日本語から連想される景色や思いが、とても素敵ですよね。
ぜひこの日は、あなたの思いについて一句詠んでみてはいかがでしょうか。