6月5日は【環境の日・世界環境デー】です!
なぜ【環境の日・世界環境デー】といわれるのか、その由来・理由やプチ雑学をまとめました。
朝礼のスピーチ、メルマガ配信、話のネタの参考にどうぞ!
由来・理由
1972年6月5日日、スウェーデン・ストックホルムで開催された「国連人間環境会議」で人類のための「人間環境宣言」が採択され、環境問題に関する専門機関「国連環境計画」(United Nations Environment Programme:UNEP)が創設されました。
これを記念し6月5日が「世界環境デー」として制定され、日本では1993年に環境基本法によって「環境の日」と定められました。
世界環境デーは英語表記は「World Environment Day」で、国際機関によって定められた記念日である「国際デー」の一つです。
プチ雑学・トリビア
近年ますます関心が高まる環境問題。
地球温暖化、オゾン層破壊、熱帯雨林の現象……身近なところでは猛暑やゲリラ豪雨などで私たちの生活にも影響を感じるようになりましたね。
とある世論調査では、75%以上の人がこうした問題に関心があると答えたそうです。
今回はそんな環境に関する雑学・豆知識を集めました。
世界環境デーの制定は日本の提案?
国際的な記念日となった世界環境デー。
この記念日が制定されたキッカケとなったのは、日本とセネガルの共同提案でした。
制定以降、毎年「世界環境デー」は環境問題に関連したテーマを掲げて、世界中の国・地域の環境問題に対する政策を促進する日とされています。
この100年で日本や世界の気温は何度上がった?
地球温暖化とよく聞くけれど、具体的にどれくらい気温が上昇しているんだろうと疑問に思ったことはありませんか?
夏は年々暑くなっている気がするけれど、冬は相変わらず寒いから、平均するとそんなに変わらないのでは……と思う人もいるかもしれませんね。
しかし日本を含め、世界では着実に年の平均気温が上昇しています。
特に近年、1990年以降には高温となる年が頻出しており、その上げ幅も大きくなっています。
100年で上昇した温度
- 世界:0.73℃上昇/100年あたり
- 日本:1.28℃上昇/100年あたり
海面水位上昇が続くと今世紀中に水没する国がある?
温暖化の影響は、北極や南極の海氷が溶けて海水位が上がってしまうということも懸念されています。
既に1901年から2010年までの約100年の間に、海面が19cmも上昇したという報告もある状況です。
太平洋オセアニアにある「ツバル」という国は、平均海抜が1.5mほど、最も標高の高いところでもわずか4mしかない小さな島国。温暖化の影響が続くと、ツバルは海の中に沈んでしまうと言われています。
既にツバルへの地球温暖化の影響は起きており、海水が陸地に流入し、井戸水が海水となり、作物の不作が続いているそうです。環境難民として他国へ移民する人々もいる状況なんだとか。
南極の氷床は、地球上の淡水の約90%が含まれているそう。
これがもし全て解けてしまうと、海水準はなんと61.1mも上昇すると言われています。その影響は計り知れませんね。
まとめ
6月5日の【環境の日・世界環境デー】。
1972年6月5日、ストックホルムで開催された国連人間環境会議で人類のための「人間環境宣言」が採択され、環境問題に関する専門機関「国連環境計画」(UNEP)が創設されたことを記念して制定された記念日でした。
便利な生活をついつい求めてしまう私たちですが、それは地球があってこそ。
ひとりひとりに何ができるかをしっかり考え、環境問題には常に目を向けていきたいですね。