5月9日は【黒板の日】です!
なぜ【黒板の日】となったのか、その由来・理由やプチ雑学をまとめました。
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由来・理由
「5→こ 9→く」が「こくばん(黒板)」の語呂合せであること、アメリカから黒板が初めて輸入されたのが明治初頭の5月頃だと言われることから、5月9日が「黒板の日」として制定されました。
黒板の有用性をPRする目的で、全国黒板工業連盟が2000年7月に制定・翌2001年から実施している記念日です。
プチ雑学・トリビア
誰もが学生時代にお世話になった黒板。懐かしさも感じますよね。
今回はそんな黒板に関する雑学を集めました。
もともと黒板は緑ではなく黒だった!
「黒板」という名前なのに緑色をしていること、ちょっと不思議ですよね。
実は当時の黒板は木の板に墨汁・柿渋や、漆を塗られたものが使用されていました。
文字通りもともと「黒色」だったため、英語の「blackboard」の直訳通り「黒板」という名前だったんです。
その後、「黒背景にチョークの白い文字は目が疲れてしまう」という理由から、日本工業規格(JIS規格)の規定で、目が疲れにくい緑色に変更されました。
そのため現在では緑色の板となりましたが、名前だけは「黒板」が残って現在に至るのです。
黒板をひっかく音が不快なのはなぜ?
黒板を爪で引っかいてしまった時の「キーッ」という、誰もが一度は耳にしたことがあるであろう音。耳にしてゾワっと不快さを感じたことのある方はとても多いかと思います。
なぜこんなに不快感を抱くのか、気になったことはありませんか?
嫌な感覚に陥るのは、脳の中にある扁桃体(へんとうたい)という器官が危険なものを判断して、生存本能で不快感を覚えるようになっているから。
実際に私たちが黒板の音を聞いて命の危険を感じることはないのですが、私たち人間や生物が長い進化の過程で学んできた過程で、脳や体が危険と判断しているそうです。
なぜ脳がこの音を危険と判断しているかについては様々な説が存在しますが、特定には至っていないようです。
理由の説
- サルが仲間同士で「危険を知らせる鳴き声」と周波数が似ていること
- 文明が無かった時代、捕食者の発する金切り声に似ていること
- 人の碑銘に似ていること など
まとめ
5月9日の【黒板の日】。
長時間見ても目に優しい黒板は、私たちの学びに欠かせないものでした。
大人になっても、オシャレなカフェのメニューなどで見かけると、その色合いや手書きの優しさに、なんだかホッとしますよね。