1月16日は【禁酒の日】です!
なぜ【禁酒の日】といわれるのか、その由来・理由やプチ雑学をまとめました。
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由来・理由
1920年1月16日に、アメリカで禁酒法が実施されました。
このことから、1月16日が「禁酒の日」として制定されました。
その後、アメリカの禁酒法は1933年に廃止されました。
プチ雑学・トリビア
適量であれば楽しく飲めてストレス発散にもなり、人とのコミュニケーションも円滑にしてくれるお酒。
しかし飲み過ぎると胃や肝臓に負担をかけてしまうこととなり、健康への危険性も。禁酒を目指す方も少なくないかもしれませんね。
今回はそんな禁酒に関する雑学・豆知識を集めました。
アメリカの禁酒法はなぜ?そしてどうして廃止された?
海外はお酒にゆるいイメージを持つ方も多いようですが、実はキリスト教のプロテスタントのグループ・清教徒(ピューリタン)の影響が強かったアメリカでは、20世紀初頭まではアルコールに対する強い批判があり、18の州で禁酒法が実施されていました。
そして1920年1月16日に、アメリカ全土に及んだのです。
禁酒法の内容
- 飲料用アルコールの製造禁止
- 飲料用アルコールの販売禁止
- 飲料用アルコールの輸送禁止
しかし実際に禁酒法によってお酒に関する様々なことが禁止されると様々な問題が発生しました。
販売は禁止されたものの「飲酒」は禁止されていなかったため、なんとか入手してこっそりお酒を飲む人は多くかったそうです。
売る側は表立っての販売ができないため、粗悪な密造酒が流通し、健康問題が起きてしまいます。また、密売にかかわるギャングの出現など逆効果を招いてしまいました。
そのため、禁酒法は1933年12月5日に廃止されました。
多くの問題を生むだけでなく、歴史あるお酒の伝統文化をも止めてしまったため、「天下の悪法」とまで言われることもあります。
お酒を禁止している宗教は何がある?
体調でお酒が飲めない方、ダイエットや健康のためにお酒を飲まない方などの他に、宗教上の理由でお酒が飲めないという方もいらっしゃいます。
それは宗教によっては、お酒が禁止されているためです。
お酒が禁止されている宗教
- イスラム教
- 仏教
仏教は原則飲酒禁止?奉献酒があるのはなぜ?
実は日本でお馴染みの仏教も、前述の通り原則的には飲酒禁止とされています。
しかし、お坊さんが会食などでお酒を飲む姿を目にした方も少なくないかもしれませんね。お寺に奉献酒をお供えする場面も多く見受けられます。
禁止のはずのお酒がお供物にまでなるなんて、ちょっと不思議ですよね。
この理由は、日本独自の「神仏習合」が古くから根付いていることが由来とされています。
神仏習合とは「神道」と「仏教」が調和したような宗教現象のこと。
もともと日本土着の神祇信仰では神様のためにお酒を造ったりお供えしたりしていました。日本酒文化もこのため大きく発展してきたという説まであります。
そんな中インドからやってきた仏教が日本に広がり始めると、「仏が人々を救うために神という仮の姿で現れる」という考えが広まったため、平安時代にこの「神仏習合」という現象が起きることに。
もともとの仏教では禁止されていたはずのお酒ですが、日本では神事のためのお酒造りは続く上、神仏習合で寺院でもお酒が造られたり、寺院の運営のために販売もされるようになります。
飲酒が禁止されているはずの仏教にお酒が関わっているのは、日本独自の背景があってこそなのですね。
まとめ
1月16日の【禁酒の日】。
1920年1月16日に、アメリカで禁酒法が実施されたことから制定された記念日でした。
適量のお酒はメリットもありますが、長期的だったり大量の飲酒をしてしまうと健康上よくありません。
禁酒や断酒をすることで内臓を休めてあげることができ、睡眠の質も良くなると言われています。
ついつい飲み過ぎてしまう方は、まずは少しずつでも、検討してみてはいかがでしょうか。