8月27日は【ちんすこうの日】です!
サクサクとした食感とやさしい甘さが楽しめるちんすこうは、沖縄土産を代表するお菓子の一つですね。
なぜ8月27日が【ちんすこうの日】といわれるのかという由来・理由や、「ちんすこう」に関するプチ雑学をまとめました。
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ちんすこうの日の由来・理由
2024年8月27日に沖縄県の伝統菓子「ちんすこう」が菓子類として初めて国の地理的表示(GI)保護制度へ登録されたことを記念し、沖縄県観光おみやげ品公正取引協議会によって8月27日が「ちんすこうの日」として制定されました。
ちんすこうのGI登録番号は第155号です。GI登録を記念して、2025年には那覇空港でちんすこうを無料配布するイベントも行われました。
ちんすこうに関するプチ雑学・トリビア
ちんすこうは沖縄土産としてすっかりおなじみですが、その歴史をたどると琉球王朝時代の宮廷文化へつながります。
現在の細長い焼き菓子になるまでには作り方も変化し、沖縄の食文化と深く結びつきながら発展してきたんですよ。
ここからは、そんなちんすこうに関する雑学をいくつかご紹介します。
ちんすこうのルーツは琉球王朝の宮廷菓子
ちんすこうのルーツは、1429年から1879年まで続いた琉球王朝の時代までさかのぼります。
王朝最後の宮廷料理人・新垣親雲上淑規が首里城内で作っていた琉球独自の伝統菓子で、当時は王族や貴族だけが食べられる貴重な宮廷菓子でした。
ただし、当時のちんすこうは現在のような細長い焼き菓子とは異なり、もともとは蒸して作られ、形も菊型が主流だったそうです。
その後、子孫の新垣淑康が1908年にレンガ窯で焼く方法を取り入れ、さらに一口サイズの長細い形にして販売したことで、現在につながるスタイルが生まれます。
宮廷で作られていたお菓子が、作り方を変えながら一般の人も楽しめる商品へ発展していったんですね。
沖縄でちんすこうを食べるときは、100年以上前の焼き菓子への変化にも思いを巡らせてみると、いつものお土産が少し特別に感じられそうです。
サクサク食感の秘密は「ラード」
ちんすこうの基本的な原料は、小麦粉などの穀粉、砂糖、そしてラードです。
沖縄では昔から養豚が盛んで、豚を余すところなく食べる文化が根付いていました。
その食文化を背景に、ちんすこうにも豚の脂から作るラードが使われ、独特のコクや深みを生み出してきたそうです。
バターを使う一般的なクッキーとは原料となる油脂が異なるため、口当たりや風味にも違いが生まれます。
サクッとしながら口の中でほろりと崩れる食感も、ちんすこうならではの魅力ですね。
次に食べる機会があったら、甘さだけでなく、ラードから生まれるコクや口溶けにも注目してみてください。
ちんすこうは「菓子類で初めて」のGI登録産品
2024年8月27日、ちんすこうは農林水産省の地理的表示、いわゆる「GI」保護制度へ登録されました。
しかも、国内で菓子類がGI登録されたのは、ちんすこうが初めてなんですよ♪
GIとは、特定の地域で育まれた品質や製法、評判などを持つ産品の名称を、地域の知的財産として保護する制度です。
ちんすこうの場合、登録された生産地は沖縄県で、すべての生産工程を沖縄県内で実施することなどが定められています。
農林水産省の登録情報には、「ちんすこう」だけでなく「Chinsukou」「金楚餻」「金楚糕」という名称も掲載されています。
単なる「沖縄っぽいお菓子」ではなく、地域の歴史や食文化と結びついた食品として国の制度で保護されているんですね。
お土産売り場でGIマークを見つけたら、その地域とのつながりを調べてみるのも面白そうです!
今のちんすこうは細長い形だけではない
ちんすこうといえば、指ほどの長さの細長い形を思い浮かべる方が多いのではないでしょうか。
しかしGI登録の基準では一つの形だけに限定されておらず、現在は細長いものだけでなく、丸形やハート形などさまざまな形の商品が作られています。
味のバリエーションも広がっており、果汁や果肉を生地へ加えたもの、チョコレートでコーティングしたもの、焼いた後にチョコレートなどを染み込ませたものも認められています。
伝統菓子というと「昔ながらの作り方を一切変えない」イメージがありますが、基本となる特徴を守りながら新しい味や形へ発展することもできるんですね。
沖縄のお土産を選ぶときは、プレーンだけでなく、地域の素材を使った変わり種のちんすこうを探してみるのも楽しそうです!
まとめ
8月27日の【ちんすこうの日】。
2024年8月27日に、沖縄の伝統菓子・ちんすこうが菓子類として初めて地理的表示(GI)保護制度へ登録されたことを記念して制定された記念日でした。
ちんすこうは琉球王朝時代の宮廷菓子をルーツに持ち、ラードを使った独特の風味や食感を受け継ぎながら、現在ではさまざまな形や味へ発展しています。
今日は沖縄の歴史に思いを馳せながら、お好みのちんすこうを味わってみてはいかがでしょうか。
