2月18日は【冥王星の日】です!
なぜ【冥王星の日】といわれるのか、その由来・理由やプチ雑学をまとめました。
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由来・理由
1930年2月18日に、アメリカ・ローウェル天文台の天文学者クライド・トンボー氏が、太陽系第9惑星・冥王星を発見しました。
このことから、2月18日が「冥王星の日」として制定されました。
1月23日と1月29日に撮影した写真の比較研究から、動きのある惑星「冥王星」を発見したそうです。
プチ雑学・トリビア
水星・金星・地球・火星・木星・土星・天王星・海王星・冥王星……
かつて太陽系第9惑星のひとつだった冥王星。学生時代に勉強で暗記したという方も多いのではないでしょうか。
今回はそんな冥王星に関する雑学・豆知識を集めました。
冥王星ってどんな星?
準惑星に区分されている冥王星。
月よりも小さい直径2,370kmの星で、15等星という暗い星のため、肉眼で観察することはできないと言われる星です。
その暗さから、ギリシア神話の冥府の神ハデスの呼称から「プルート(Pluto)」と名付けられました。
冥王星はどうして惑星じゃないの?惑星の定義とは?
冥王星はもともと太陽系第9惑星とされていました。
しかし、2006年に「惑星」の定義が定められた結果、冥王星は新しく設けられた「準惑星」に区分されるように。
「サイズが小さいから?」と思われることがあるようですが、実はサイズは無関係だそう。
2006年に明確にされた「惑星の定義」で、以下の3つの条件が定義されることになりました。
惑星の定義
- 太陽のまわりの軌道上にある
- ほぼ球形になっている
- 軌道の近くに衛星以外の天体が存在しない
このうち、「3つの条件を満たしているのが惑星」、そして「最初の2つしか満たすことができず、衛星でもない天体が準惑星」と取り決められました。
その結果、冥王星は3つめの条件「軌道の近くに衛星以外の天体が存在しない」を満たしていないため、準惑星とされたんです。
「冥王星」「プルート」の名付け親
神ハデス神から名付けられた「プルート(Pluto)」、最初に提案したのはなんと当時11歳の女の子でした。
天文学やローマ神話・ギリシア神話に興味があったヴァニーシア・バーニーという少女が、オックスフォード大学の図書館司書をしていた祖父に提案したところ、祖父が天文学者ハーバート・ターナーに伝え、そこから候補のひとつとなったそうです。
最終的に「ミネルヴァ (Minerva)」「クロノス(Cronus)」「プルート(Pluto)」の3つに絞り込まれたのち、ローウェル天文台のメンバーによる投票の結果、なんと満場一致で「プルート(Pluto)」が選ばれたそうです。
ちなみに日本語名の「冥王星」と名付けたのは、文学者の野尻抱影(のじりほうえい)氏。
Plutoの訳語として提案した名称で、実は日本のみならず、現在は中国などの東アジアでも共通で使用されています。
まとめ
2月18日の【冥王星の日】。
1930年2月18日に、アメリカ・ローウェル天文台の天文学者クライド・トンボー氏が、太陽系第9惑星・冥王星を発見したことから制定された記念日でした。
私はかつてセーラームーンが大好きだったため、天文学に詳しくはなかったものの、惑星はちょっと馴染み深いもの。
そのため冥王星が準惑星になったときは、プルートが仲間はずれになってしまった…という悲しい気持ちになったことを覚えています。
肉眼では見ることができない冥王星、もし望遠鏡などで見る機会があれば、じっくり観察してみてくださいね。