11月1日は【計量記念日】です!
なぜ【計量記念日】といわれるのか、その由来・理由やプチ雑学をまとめました。
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由来・理由
1993年11月1日に、国際的な水準を目指した新計量法の施行されました。
このことから、通商産業省(現:経済産業省)によって、11月1日が「計量記念日」として制定されました。
「計量記念日」自体は1952年から存在し、旧計量法が施行された6月7日がそれまでの記念日でした。
また、「計量記念日」は、「電気記念日」「発明記念日(発明の日)」「貿易記念日」と並ぶ経済産業省4大記念日のひとつとされています。
プチ雑学・トリビア
計量記念日のある11月は「計量強調月間」として、計量制度の普及・計量意識の向上を目指し、全国各地で様々なイベントや表彰が行われています。
私たち個人も料理などのときにキッチンスケールを使ったり、日々の体重を計ったりなど、軽量ってとても身近なものですよね。
今回はそんな計量に関する雑学・豆知識を集めました。
家庭で使うはかりには、共通のマークがある?
家庭で使うはかりには、実は「丸正マーク」と呼ばれるマークが表示されています。
これは計量の精度を証明するマーク。
計量法の第53条から56条で定められている「家庭用特定計量器の規制」の対象では精度の基準が明確に設定されており、その基準を満たしているかどうかを証明する重要なマークなんです。
あなたがお使いのスケールにも付いているはずですので、ぜひ一度見てみてくださいね。
丸正マークがあるはずのはかり
- 体組成計(体重計)
- ベビースケール
- キッチンスケール
丸正マークの読み方は?はかり以外にも使われる?
丸正マークの「丸正」は「まるしょう」と読みます。
はかり以外にも、牛乳瓶・醤油瓶・お酒の瓶などの容器にも使われています。
液体商品を容器に入れて販売する際、計量法で「計量器によって正確に量らなければいけない」と定められています。
そのため販売者はキッチリ測る必要があるのですが、一本一本「ml単位」で補充したり検品したり、とても大変ですよね。
そこで、国が効率をアップするために「特殊容器制度」というルールを作り、「一定の高さまで入れると正しい量が確保されるように作られた瓶」を使えば、液体商品をひとつひとつ計量しなくてもよいこととしました。
その瓶は「特殊容器」といいますが、丸正マークが付けられていることから「マルショウビン」と呼ばれることもあります。
マルショウビンは、たとえば以下の商品に使われています。とても身近なものばかりですね。
丸正マークの入った特殊容器
- 牛乳瓶
- 醤油瓶
- ビール瓶
- 日本酒・焼酎の瓶
- みりん瓶
- 食酢瓶 など
まとめ
11月1日の【計量記念日】。
新暦1872年10月31日(旧暦9月29日)に横浜の馬車道で日本初となるガス灯が点灯されたことから、100周年となる1972年に日本ガス協会によって制定された記念日でした。
体重を計ったり、レシピ通りに計量したり……
当然のように「正確」と思っているそれは、国がしっかり基準を作って、メーカーや販売業者がきちんとその基準を守っているからこそ実現されているんですね。