9月16日は【マッチの日】です!
なぜ【マッチの日】といわれるのか、その由来・理由やプチ雑学をまとめました。
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由来・理由
1948年9月16日に、配給制だったマッチの自由販売が認められました。
このことから、9月16日が「マッチの日」として制定されました。
当時は戦争の長期化により、マッチを含め日用品〜生活資材などのほとんどの物資が統制配給の対象となっていました。
プチ雑学・トリビア
令和の時代ではあまり見かけなくなりノスタルジックでレトロなものと化してしまいましたが、昭和時代は当たり前に使われていたマッチ。
私が小学生の頃は理科の実験のアルコールランプへの着火はマッチで行っていたため、どことなく懐かしさを感じてしまいます。
(最近ではアルコールランプが学校の授業で使われなくなっているそうですね…)
今回はそんなマッチに関する雑学・豆知識を集めました。
マッチの原理は?
擦るだけで火がつくマッチ。なぜ火が付くのか、原理を知らないとちょっと不思議ですよね。
マッチはマッチ棒の先端についている可燃剤や酸化剤などが入った「頭剤」を、マッチ箱の横についている「リン」と擦り合わせることで熱が生まれ、火がつく仕組みになっています。
ちなみに発明された当初の昔のマッチにはリンの紙がなく、マッチ棒でどこに擦っても火がつくようなものでした。
すぐに火がつくのは便利ではありますが、大変危険ですよね。実際に火災事故の発生が起きたり、さらにそのときに使われていた「黄燐」は強い毒性を持っていたため、製造工場の人が病気になるなど問題も起こっていたようです。
そのため今では世界中で、「頭剤」と「リン」を擦ることでしか火が出ない安全なマッチが使われています。
マッチ棒の頭剤に使われている薬剤
- 酸化剤
- 可燃剤
- 調整剤
- 膠着剤
- 着色剤
- 耐湿剤
マッチよりライターが先に開発されていた?
どちらかというと原始的なマッチと、カチッとボタンを押すだけで火がつくライター。
2つを比べるとライターの方が新鋭的なイメージがありますよね。
しかし実は、マッチよりもライターの方が先に開発をされていたんです。
それもなんと50年以上も前のこと。
マッチが発明されたのは、1826年。イギリスの薬剤師ウォーカーが発明し、翌年の1827年に実用化されました。
ライターは1772年に、平賀源内がゼンマイ・火打石・鉄を用いてタバコ用として発明しました。
ライターの方が実は歴史が長いものだったんですね。
とはいえ最初のライターは現在の姿とはかけ離れたもの。
実用的なライター(オイルライター)が日本で発明されたのは1920年のことです。
湿気で着かなくなったマッチを着火させる方法
古いマッチはどうしても湿気ってしまい、擦っても擦っても着火しない状態になってしまいますよね。
こういうとき、多くの方が「もうこのマッチは使えない」と捨ててしまうのではないでしょうか。
しかしそれは勿体無いこと。
湿気で着火しなくなってしまったマッチも、乾燥すれば着火するようになるんですよ。
陰干しで乾燥させたり、乾燥剤と一緒に容器に入れたりするとマッチを乾燥させることができます。
湿気で着かなくなってしまったマッチをお持ちの方は、ぜひ試してみてくださいね。
ただししっかり濡れてしまったマッチは、可燃剤などの薬剤が溶け出してしまいます。そうしたマッチは乾燥させても火を着けられないのでご注意を。
まとめ
9月16日の【マッチの日】。
1948年9月16日に配給制だったマッチの自由販売が認めらたことから、制定された記念日でした。
最近は便利なものが溢れているので、あまり使う機会はなくなってしまっているマッチ。しかし非常時には、電気やガスなど無くて使えるマッチは大変重宝しますよ。
今やマッチを見たことがない・使ったことがないという若い人も多いかと思いますので、非常時に備えてマッチで火をつけてみてはいかがでしょうか?
とはいえ、マッチ一本火事の元。火の元には十分気をつけてくださいね。