7月6日は【ナンの日】です!
なぜ【ナンの日】といわれるのか、その由来・理由やプチ雑学をまとめました。
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由来・理由
「7→ナ 6→ン」の語呂合わせであることと、ナンの需要が高まる夏の始まりの時期であることから、7月6日が「ナンの日」として制定されました。
東京都渋谷区に本社を置きピザのパイオニアとして知られる「株式会社デルソーレ(当時:株式会社ジェーシー・コムサ)」が、「小麦ごはん」のひとつである「ナン」の美味しさをPRするため、2016年に制定した記念日です。
プチ雑学・トリビア
家庭的なカレーライスも美味しいですが、ナンで食べる本場の味・スパイシーカレーも美味しいですよね。
特にお店で食べるとお皿からはみ出すほど大きなナンは、食べる前に視覚から楽しませてくれます。
今回はそんなナンに関する雑学・豆知識を集めました。
そもそも「ナン」って何?
ナンは、小麦粉・塩・水・酵母を主材料として作られた、パンのような食べ物のこと。
大きなタンドール窯で焼かれるため、熱々でモチモチした食感が特徴です。
プレーンのナンは基本的にあまり味がないものですが、お店によってはチーズやスパイス、ナッツなどが練り込まれた独自のナンを提供されているところも。
インド・パキスタン・イラン・アフガニスタンなどの中央アジアで食べられる料理です。
インド料理屋でお馴染みの「大きいナン」は日本独自?
インドカレーを食べるとき、初めて見る方はナンのサイズにビックリしてしまうのではないでしょうか。
私は最初「食べ切れるかな?」と思わず心配してしまったことがあります。(スパイスの食欲増進効果で杞憂に終わり、ペロリといただいてしまいましたが)
この巨大なサイズのナンですが、実は本場とされるインドでは一般的にこのサイズはしていません。
インド人も「日本のナンは大きすぎる」と指摘するほど、ナンの大きさは日本独自の進化を遂げているのです。
日本のナンの巨大化は、インド料理店同士の激しい競争から生まれたとされています。
1980年代後半に激増した日本のインド料理店。他店との差別化を図るために大きめのナンを提供した店が出たところ、追随する形でどんどん他の店のナンも大きくなりました。
結果的にこの巨大ナンが日本では一般的なものとして定着しました。
インドではあまりナンが食べられない?
ちょっと衝撃的ですが、実はインドの一般家庭ではあまりナンが食べられません。
というのも、ナンを焼くのに必要なタンドール窯は大きく、さらに燃料も必要になります。
タンドール窯の置き場所がなく、タンドール窯のための燃料をコンスタントに買える家庭は少ないので、自宅でナンを焼くインド人は滅多にいません。
一般家庭では「ナン」ではなく「チャパティ」を食べることが一般的です。
ナンとチャパティの違いは?
日本での知名度は少し低いものの、インドでは一般的なチャパティ。
ナンは前述の通り、タンドール窯で焼かれた「小麦粉・塩・水・酵母」を主原料としたパンのような食べ物のことですが、それに対してチャパティは「全粒粉・水・塩」を主原料として薄く延ばし、鉄板で焼いた「発酵なしの薄焼きパン」のような食べ物です。
インドではチャパティ作りが花嫁修行の一環として考えられ、「チャパティが焼けないとお嫁にいけない」とされるほど、家庭的な食べ物だそうです。
ナンの特徴
- 主原料:小麦粉・塩・水・酵母
- タンドール窯で焼かれる
- もともとは北インドの宮廷料理
チャパティの特徴
- 主原料:全粒粉・塩・水
- フライパンなど鉄板で焼かれる
- 一般家庭で暮らしに密接した食べ物
本場・インドでは「カレー・ナン・ライス」のセットはない!
インドでは、地域によってナン・チャパティ・ライスが食べられる場所が異なります。
そのため、日本のインドカレー屋さんでよく見かける「カレー・ナン・ライス」のセットは、本場インドでは基本的にありません。
ナン・チャパティ・ライスが食べられる地域
- ナン・チャパティ:北インド
- ライス:南インド
まとめ
7月6日の【ナンの日】。
「7→ナ 6→ン」の語呂合わせであることと、ナンの需要が高まる夏の始まりの時期であることから、東京都渋谷区の「株式会社デルソーレ(当時:株式会社ジェーシー・コムサ)」によって2016年に制定された記念日でした。
夏バテには食欲を増進させてくれるスパイスカレー、健康効果も高いので積極的に食べたいところですね。
ぜひカレー&ナンで、初夏の暑さを乗り切りましょう!