6月6日は【補聴器の日】です!
なぜ【補聴器の日】といわれるのか、その由来・理由やプチ雑学をまとめました。
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由来・理由
「6」を2つ向かい合わせにすると耳の形に見えることから、2000年に「全国補聴器メーカー協議会(現:一般社団法人日本補聴器工業会)」と「全国補聴器販売店協会(現:一般社団法人日本補聴器販売店協会)」が6月6日を「補聴器の日」として制定しました。
補聴器の大切さをPRすることが目的で制定された記念日です。
プチ雑学・トリビア
普段は「聴こえること」が当たり前すぎて、「聴力がある」という有り難さを忘れてしまう人がほとんどかと思います。
普通だったはずのものが無くなると、大きく悩んでしまいますよね。その悩みが改善される補聴器は、まさにとても大切なものだと思います。
今回はそんな補聴器に関する雑学・豆知識を集めました。
補聴器を使うメリット!
耳の聞こえが悪くなっても「まだ大丈夫」と思っている人はいませんか?または、そうした家族や知人がまわりにいないでしょうか。
「補聴器を使うほどではない」「本当に困ってからそのときに使えばいい」と思われている方が多いようですが、聞き取りにくい場面が出始めた頃、つまり難聴度が軽い頃から使用した方が、高い効果とメリットを感じることができます。
「ただ聞こえがよくなるだけ」と侮ることなかれ。
聞こえが悪くなることで起きるデメリットはとても大きく、コミュニケーションがうまくとれないことでストレスがたまって、音の刺激が少なくなることで脳の認知能力が低下してしまいます。
補聴器を使うことでこうしたリスクを防ぐことができるため、早期で補聴器を使うことはメリットが大きいのです。
補聴器を早期に使うメリット
- 聞こえないストレスが抑えられる
- コミュニケーションが消極的にならない
- 脳に音の刺激が加わることで認知能力低下を抑えられる
- 補聴器の効果が出やすい
補聴器と集音器の違いは?
通販などで「集音器」という言葉を見かけたことはありませんか?
「補聴器」と「集音器」がどう違うのか、疑問に思ったことはありませんか?
実はこの二つは異なるもの。
補聴器は薬機法に基づいて厚生労働省の認定を受けたもので、集音器は医療機器ではなく国の許可を受ける必要がないものです。
そのため集音器は補聴器に比べると安く手に入ることが多いのですが、全ての音を大きくするため注意が必要な上、ひとりひとりの症状にあわせた調整ができません。
難聴が疑われる場合など聞こえに悩みがある方は、できるだけ専門家と相談して補聴器を選択した方が、安全・快適な聞こえのために良いかもしれませんね。
集音器と比べた補聴器のメリット
- 管理者に資格が求められるため、効果や安全性が一定の基準をクリアしている
- 耳に有害となる大きな音は抑制される
- ひとりひとりの聴力に合わせて調整ができる
- 多くの販売店で無料試聴できる
補聴器を使う人への話し方は気をつけよう!
みなさんの周りには、補聴器を使っている方はいますか?
もしいらっしゃるなら、どのように話したり接したりしていますか?
「補聴器を付けているのだから聞こえているだろう」と、特に気にせず喋りかけているでしょうか?
実は補聴器の聞こえ方は、まわりの人の話し方などで大きく左右されます。
音を大きくする補聴器は大声を出すと、いくら有害な音量が抑制されるとはいえ、どうしてもうるさく感じてしまいます。
いろいろな音が多くの方向から発生しているにぎやかな場所だと、誰が話をしているかわからなくなってしまいます。
そのため、以下のようなちょっとした心遣いが必要です。補聴器をつけた方と接する機会があれば、ぜひ気をつけてみてください。
補聴器をつけた方への接し方
- 大声を出さない
- 賑やかな場所では話す前に合図する
- 表情や唇の動きが見えるよう、正面から話しかける
まとめ
6月6日の【補聴器の日】。
6を2つ向かい合わせにすると耳の形に見えるということから、2000年に「全国補聴器メーカー協議会」と「全国補聴器販売店協会」によって制定された記念日でした。
耳の聞こえは、長く生きていると多くの人が抱える体の悩みです。今使っていない人も、今後使うときがくる可能性は高いです。
補聴器を使う人への心遣いを忘れずに、補聴器の大切さを理解して知識を深めることが大事ですね。