9月9日は【救急の日】です!
なぜ【救急の日】といわれるのか、その由来・理由やプチ雑学をまとめました。
朝礼のスピーチ、メルマガ配信、話のネタの参考にどうぞ!
由来・理由
「9→きゅう 9→きゅう」の語呂合わせから、9月9日が「救急の日」として制定されました。
「救急業務や救急医療について一般の理解と認識を深め、救急医療関係者の士気を高める日」として、1982年に厚生省(現:厚生労働省)によって制定された記念日です。
プチ雑学・トリビア
命に関わるような動けない大怪我をしたり、病気をしたり……
そんなときに救急医療の存在はとても大きく、私たちに安心を与えてくれますよね。
今回はそんな救急に関する雑学・豆知識を集めました。
日本では救急車が「無料」だけど世界的には珍しい!
日本では現在、救急車を無料で呼ぶことができます。
しかし世界的にはそういった国は数が少なく、珍しいことだとご存知でしょうか?
たとえばアメリカでは、救急車は全て有料。
救命士がいない場合・救命士が乗車する場合でそれぞれ80,000円〜160,000円ほどと高額な料金がかかる上に、タクシーと同じように走行距離によっても金額がプラスされていきます。
海外では基本的に数万円以上が請求されることが普通とされているため、救急車が無料の国はとても珍しいんです。
さらに、全国で無料・外国からの旅行者でも無料に使えるのは、なんと2本だけなんです。
当たり前に思ってしまいがちなことですが、とてもありがたいですよね。
救急車が無料の国
- 日本
- イタリアのローマ
- イギリスのロンドン
- 香港
軽症で救急車を呼ぶとどうなる?
救急車を無料で呼べる、となると、ちょっとした軽症でも救急車を呼んでしまう人もいるかもしれません。
タクシー代わりに利用する人がいると、社会問題になったこともありました。
高度治療を必要とする大病院なのに、そういった方が来てしまうと、本来治療を優先されるべく人の治療が遅れてしまうため、これは非常に良くないことです。
そこで、病院は「選定療養費」という紹介状のない患者を診察する際に費用を請求できる権利を持っています。
救急車は無料ですが、運ばれた病院での治療は有料。緊急搬送された紹介状を持たない軽症患者も、同じように選定療養費が請求されます。
2022年10月1日から、初診は7000円、再診は3000円に改定される予定です。
軽症なのに救急車をタクシー代わりに利用することは絶対にやめましょうね。
まとめ
9月9日の【救急の日】。
「9→きゅう 9→きゅう」の語呂合わせから、1982年に厚生省(現:厚生労働省)によって制定された記念日でした。
このコロナ禍において、救急はとても逼迫している状況です。
そんななかでも医療従事者の方々は私たちの命を守るため、懸命に活動してくださっています。
感謝の気持ちを忘れず、「必要な時だけ救急を呼ぶこと」そして「お世話になるならキチンと指示に従うこと」が大事ですね。
ただし痛みや不調を我慢するのはNG。判断が遅れて取り返しのつかないことになってしまう可能性もあります。
何か異変を感じたらすぐに病院に行く、かかりつけ医に定期的に診てもらうなど、普段の健康管理に気をつけましょう。