4月5日は【ヘアカットの日】です!
なぜ【ヘアカットの日】となったのか、その由来・理由やプチ雑学をまとめました。
由来・理由
1872年4月5日に、東京府が女性が男性の断髪を真似てはいけないとして「女子の断髪禁止令」を出しました。
このことが由来で、4月5日が「ヘアカットの日」と制定されました。
1871年に出された「散髪脱刀令」で散髪・脱刀が許可されていましたが、これは男性に限って許可したものとして「女子の断髪禁止令」が発布されたのです。
プチ雑学
女子の断髪禁止令、現代では考えられないものですね。
「散髪脱刀令」によって広がった男性の断髪・洋服姿は、明治時代の文明開化のシンボルともなりました。
この布告で男性に続いて断髪する女性たちが現れたものの、「長い黒髪を結う『日本髪』が女性らしい姿だ」という価値観が根付く日本社会では受け入れられず、この「女子の断髪禁止令」が発布されます。
それから女性の散髪が認められるようになったのは、10年以上も後のことでした。
1885年に結成された「婦人束髪会」によって「日本髪に使用する鬢付け油は落とすのに半日もかかり、まめに洗髪できず不潔であること」「金銭的にも負担が大きすぎること」などと懸念が訴えられ、そこからようやく日本髪から脱却。
女性も髪型の自由を手に入れることができたのです。
まとめ
4月5日の【ヘアカットの日】。
明治時代の女性の地位が分かる由来をもつ記念日でした。
現在はもちろん、男女共に自由な髪型を楽しめ、存分に個性を発揮することができます。
ヘアカットの日は美容院によってイベントを開催するところもあるようです。
ちょうど暖かくなってきた春の季節でもありますので、この日にぜひイメチェンをしてみてはいかがでしょうか?