9月21日は【国際平和デー】です!
国際的な平和は、誰もが願うものですね。
なぜ9月21日が【国際平和デー】といわれるのかという由来・理由や、「平和」に関するプチ雑学をまとめました。
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由来・理由
戦争や武力衝突の停止、非暴力を呼びかけることを目的として、1981年に国連によって「全世界的な停戦の日」と位置づける形で制定されました。
当初は、国連総会の通常会議が始まる9月の第3火曜日が「国際平和デー」とされていましたが、2002年に毎年9月21日とするように変更されました。
プチ雑学・トリビア
人によっては当たり前のものだと思ってしまう、平和。
しかし世界では戦争や紛争が続く地域があり、比較的治安が良いとされる日本などでも、事件や事故は毎日のように起きています。
平和は当然ではありません。改めて「平和」を意識し、平和を享受できていることを噛み締めたいですね。
ここからは、そんな平和に関する雑学をいくつかご紹介します。
ハトはなぜ平和の象徴?
平和のシンボルといえば、白いハトが思い浮かびますよね。
このイメージが広まったのは、1949年にピカソが描いた「ハトの絵」がきっかけと言われています。
当時、パリで開催された「第一回平和擁護世界大会」のポスターに、ピカソが描いた白いハトが使用され、その絵が「平和の象徴」として世界中に広まりました。
しかし、実はハトが平和の象徴として使われたのはそれ以前からのことです。
ハトは聖書にも登場し、ノアの洪水の後、洪水が終わったことを知らせるために、オリーブの枝をくわえたハトが戻ってきたという一節が由来となっています。このエピソードが、ハトが平和や希望の象徴として定着した大きな理由の一つです。
オリーブの枝も平和のシンボル
ハトがくわえて帰ってきた「オリーブの枝」も、平和の象徴として知られています。
聖書の中で、ノアの箱舟が洪水後に初めて地上の安定を確認する場面で、オリーブの枝を持ったハトが登場します。
このことから、オリーブの枝は「平和」や「希望」を象徴するものとなり、世界中で使われるようになりました。
現在でも、オリーブの枝は平和に関連するシンボルとして、国際的なイベントやアート作品などでよく見かけることがあります。
オリンピックはなぜ「平和の祭典」?
オリンピックが「平和の祭典」と呼ばれる理由は、古代ギリシャにまでさかのぼります。
古代オリンピックが開催される際、全ての戦争や紛争を一時的に停止する「休戦協定」が結ばれていたことが、平和の祭典と呼ばれる由来です。
オリンピックは、国家の違いを超えて、スポーツを通じて人々がつながる場です。
戦争や紛争が続く地域でも、オリンピック期間中は平和が優先されるべきだという願いが込められています。
現代オリンピックでも、平和の重要性を訴えるシンボルとして、開会式でハトが放たれることがしばしば行われます。
ピースサインは国によって意味が違う?
「ピースサイン」として知られる手の形、つまりV字に指を立てたサインは、世界中で広く使われています。
しかし、国や地域によっては、全く違う意味を持つこともあるんです。
例えば、ギリシャではこのピースサインが侮辱的な意味を持つことがあります。V字の手のひらを相手に向けるのは、「くたばれ」という強い侮辱を意味することがあるので、ギリシャでピースサインを使う際は注意が必要です。
文化の違いによって、同じジェスチャーでも相手に与える印象が大きく変わることがあるんですね。
地域によるピースサインの意味
- 日本:Peace(平和)
- アメリカ:Victory(勝利)
- ギリシャ:侮辱的な意味
まとめ
9月21日の【国際平和デー】。
戦争や武力衝突の停止・非暴力を呼びかけることを目的として、国際連合によって1981年に制定された記念日でした。
国際平和デーは、私たちが普段何気なく享受している平和について、改めて考えるための大切な日ですね。
どうしたら世界が平和になれるのか。
そして家族や友人との平穏な時間、健康な生活など、さまざまな平和を私たちがどうやって守れるのか。
この機会に、世界と自分の平和について考えてみてはいかがでしょうか。