8月23日は【油の日】です!
なぜ【油の日】といわれるのか、その由来・理由やプチ雑学をまとめました。
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由来・理由
859年8月23日に、清和天皇の勅命により九州にあった「宇佐八幡宮」が京都府乙訓郡大山崎町に遷宮されました。
大山崎に遷宮した「離宮八幡宮」は日本の製油発祥の地とされることから、8月23日が「油の日」として制定されました。
離宮八幡宮と、東京に本社を置き油脂事業を展開するカネダ株式会社が共同で制定した記念日です。
プチ雑学・トリビア
「太るもと」というイメージもありますが、私たちの日々の食生活に欠かせない油。
適量を上手に摂取すると、健康にとってとても良いものだそうです。
今回はそんな油に関する雑学・豆知識を集めました。
油を摂らないとどうなる?
ダイエットを考えて食生活を変えようとする時、多くの人が油をカットすることまず第一に考えるのではないでしょうか。
それくらい、「油(脂質)=体に悪い」というイメージがありますよね。
しかし実際のところ「脂質」は「糖質」や「たんぱく質」に並んで、3大栄養素のひとつ。
つまり、脂質を全く摂らないと体に大きな悪影響もあるのです。
ダイエットや健康のことをちゃんと考えると、油も適量をバランスよく摂るのが一番ですね。
脂質を抜いて起きる不調
- 肌荒れする
- 髪がパサつく
- エネルギー不足になる
- 精神的に不安定になる
どうして「オメガ3」と「オメガ6」の脂肪酸は「必須脂肪酸」?
天然の油はほとんど脂肪酸が組み合わさってできていますが、その脂肪酸は主に4種類。
「飽和脂肪酸」「オメガ3脂肪酸」「オメガ6脂肪酸」「オメガ9脂肪酸」などが挙げられます。
脂肪酸の種類
- 飽和脂肪酸(豊富なもの:バターなど)
- オメガ3系脂肪酸(豊富なもの:青魚・アマニ油・エゴマ油など)
- オメガ6系脂肪酸(豊富なもの:大豆油・コーン油など)
- オメガ9系脂肪酸(豊富なもの:オリーブオイルなど)
この中で「飽和脂肪酸」と「オメガ9系脂肪酸」は、体内で作ることができます。
一方で「オメガ3脂肪酸」と「オメガ6脂肪酸」は体の中で作ることができないため、食事で摂取することが必要になります。
そのため、この「オメガ3脂肪酸」と「オメガ6脂肪酸」は「必須脂肪酸」と呼ばれています。
中でも「オメガ3脂肪酸」は血流改善・コレステロール値低下・生活習慣病予防・アレルギー抑制など幅広い効果があると期待されており、TVなどでもたびたび取り上げられる脂肪酸です。
対して「オメガ6脂肪酸」は外食や加工食品などに多く含まれている場合があり、現代人にとっては意識していなくても過剰摂取してしまう場合があるとされることも。
そのため日頃は「オメガ3脂肪酸」を意識して積極的に摂ると良いかもしれませんね。
まとめ
8月23日の【油の日】。
859年8月23日に清和天皇の勅命により九州にあった「宇佐八幡宮」が京都府乙訓郡大山崎町に遷宮され、その「離宮八幡宮」は日本の製油発祥の地とされることから、制定された記念日でした。
悪いイメージもありながら、体に欠かすことのできない栄養素である油。
正しい知識を得て、バランスよく健康的な食生活を心がけたいですね。