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【雑学】7月19日は女性大臣の日!〜今日は何の日?

女性大臣の日

7月19日は【女性大臣の日】です!
なぜ【女性大臣の日】といわれるのか、その由来・理由やプチ雑学をまとめました。

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由来・理由

1960年7月19日、第一次池田勇人内閣のもとで、日本で初めてとなる女性大臣が誕生しました。
このことから、7月19日が「女性大臣の日」として制定されました。

ちょこっとメモ

岸内閣の後を受けて発足した自民党・池田勇人内閣のもとで、中山マサ衆議院議員が厚生大臣として入閣を果たしました。
日本初の女性閣僚となった中山マサ氏は12月8日までの5ヶ月間ほど厚生大臣を務め、1969年には四男・中山正暉元衆院議員に地盤を譲って引退されました。

プチ雑学・トリビア

昨今は女性閣僚が増加しているとはいえ、やはり男性の割合がとても多い政治の世界。
しかし当時は今よりももっと女性議員が少なく、この1960年前後は全体の1%前後の割合しかいない状況だったそうです。
そんな時代背景の中で女性が入閣されたこと、とても素晴らしい第一歩ですよね。

今回はそんな女性大臣に関する雑学・豆知識を集めました。

日本初の女性閣僚によって母子家庭への支援が実現!

日本で初めて女性大臣となった中山マサさんは「婦人が大臣になったからには、婦人問題に重点を置きます」と抱負を語り、厚生大臣として務められました。
厚生大臣としての在任期間は5ヶ月と短いものでしたが、その短期間のあいだに、母子家庭への自動扶助手当支給や小児マヒ(ポリオ)対策などの法制化に尽力され、弱者を助けるために活動をされました。

当時の手当支給額はそれほど多くない金額でしたが、それでも、あるとないとでは大違い。この制度で救われた家庭は少なくなく、現在でもこの法律によって、多くの片親家庭が救われている状況です。
短期間の間にしっかり大きな功績を残されたことがわかりますね。

中山マサの功績

  • 小児マヒ(ポリオ)対策の法制化
  • 母子家庭への児童扶養手当支給の法制化

国会で男性・女性ともに「くん」呼びはなぜ?

国会では、男女・役職・年齢に関わらず、全ての人を「◯◯くん」と呼びますよね。
「男性社会の名残ではないか」と思う人もいるかもしれませんが、実はこれは間違い。「くん」付けには理由があるんです。

「くん」という敬称は、吉田松陰によって使われ始めました。
吉田松陰が開いた松下村塾では、農民や武士など、身分の違う人も一同に介して学んでいました。
当時は身分の差によって相手の呼び方が違ったためハッキリと上下関係が意識され、身分が下の人は上の人に対して意見が言いにくい状況だったようです。
そこで、吉田松陰は対等な議論ができるように、敬称を統一しようと考えました。

「どんな身分でも敬うべき」という理念のあった吉田松陰は、「主君」や「君主」から「君(くん)」をひらめきます。
敬意を込めて対等に呼び合えるように生まれた敬称「くん」。

そしてその松下村塾出身だった伊藤博文が、初代総理大臣となります。
伊藤博文は吉田松陰の教えを胸に、「国会でも対等な議論ができるように」という思いで「互いに敬称として『くん』を用いる」ことを決めました。
それが参議院の規則「参議院先例録」にもルールとして記載され、現在でも国会では「くん」で呼ばれるようになっているんです。

フィンランドでは女性大臣がとても多い

日本ではまだまだ女性大臣が男性に比べると少ない状況ですが、外国に目を向けると内閣の半分以上が女性という国も。
有名なのはフィンランド。2019年末に発足したサンナ・マリン政権は世界から注目を集めました。

当時、サンナ・マリンさんは世界最年少の34歳という若さで第46代フィンランド首相に就任した、女性リーダー。
閣僚も女性が12人で、そのうち4名は30代前半という若さでした。
さらに大臣であっても、当たり前に産休・育休を取得することができる環境だそうで、女性も働きやすい国であることをトップが示されています。
世界にも、「女性が活躍できる国」というイメージがしっかり根付いているのではないでしょうか。

またフィンランドは2018年〜2022年にかけて、「幸福度ランキング世界一」を5年連続達成している国でもあります。
私たちもフィンランドについて知ることで、さまざまな学びが得られそうですね。

まとめ

7月19日の【女性大臣の日】。

1960年7月19日に、第一次池田内閣のもとで日本初の女性大臣が誕生したことから制定された記念日でした。

世界的に男女間の差別が問題視され、その垣根がどんどんなくなりつつある現代。
しかしまだまだ男性中心の社会からのアップデートが進まないところがあるのも事実。
女性大臣の歴史を振り返ったり、世界の女性の活躍に目を向けることで、ジェンダー問題にどう向き合うべきか考えてみてはいかがでしょうか。

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