6月22日は【かにの日】です!
なぜ【かにの日】といわれるのか、その由来・理由やプチ雑学をまとめました。
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由来・理由
「星占いのかに座の初日であること」と、「50音表で“か”が6番目、“に”が22番目であること」から、6月22日が「かにの日」として制定されました。
蟹料理のおいしさを広めることが目的で、大阪のカニ料理専門店「かに道楽」が1990年に制定した記念日です。
この日、かに道楽では食事券のプレゼントキャンペーンなどが行われます。
プチ雑学・トリビア
他の食べ物では味わえないような、独特の旨味をもつカニ。
お祝いや宴会で、温泉旅行で、自宅でちょっと贅沢に……と、「今日のご飯はカニだよ」なんて言われると嬉しい気分になれるお料理ですよね。
今回はそんなカニに関する雑学・豆知識を集めました。
カニみそは脳みそじゃない!
お酒のアテにぴったりで、特に日本酒との相性がバッチリなカニみそ。
ほんの少しお箸にとって口に入れただけでも、その旨味が口いっぱいにぶわりと広がり、たまりません。
そんなカニみそ、名前から「カニの脳みそ」と思っている方が多いのではないでしょうか。
しかし実は、カニのような節足動物には、脳みそがありません。そのためカニみそ=脳みそというイメージは間違っていることになります。
カニみそとは、カニの内臓のこと。
人間で言うと肝臓と膵臓のあたりを指す「中腸腺(ちゅうちょうせん)」と「肝膵臓(かんすいぞう)」と呼ばれる部位がカニみそなんです。
この部分は消化分泌機能を兼ね備えつつ多くの栄養を摂取する場所のため、濃縮された旨味を堪能することができるんですよ。
カニは横だけでなく縦にも歩ける!
カニの真似をする際、ほとんどの人が手をハサミの形にチョキチョキとしながら、横歩きをするのではないでしょうか。
横にしか歩けないというイメージがとても強い生き物ですよね。
しかしカニは実際のところ、縦に歩くこともできるんです。
足の関節の向きが横向きになっていることから横歩きの方が早いので、敵に襲われるなどしたときには横歩きをするカニですが、ゆっくりであれば縦に移動することができるんですよ。
水族館などでもゆっくり観察していると、カニが縦歩きをする様子を見ることもできます。ぜひ一度じっくり見てみてくださいね。
タラバガニはカニではない?
カニの世界で有名なタラバガニ。同じく有名なズワイガニと比べて「どちらのカニが好き?」なんて聞き合ったことはありませんか?
しかしそんなタラバガニですが、実はカニではなくヤドカリの一種なんです。
カニの足は全部で10本ありますが、タラバガニはヤドカリなので足は8本。
外見的にはカニのようなタラバガニですが、生物学的にはヤドカリ。
ちょっと衝撃的な事実ですよね。
ズワイガニの呼び方は地域で違う!
カニの中で一番身近と言っても過言ではないズワイガニ。一般的にオスとメスで呼び名が異なりますが、地域によっても呼び名が異なることはご存知でしょうか。
各地へ旅行に行った時などに耳にすることも多いので、呼び名を知ってから現地に行くとより楽しめますよ。
オスのズワイガニの呼名
- 松葉ガニ(京都・兵庫・鳥取)
- 越前ガニ(福井)
- 加能ガニ(石川)
メスのズワイガニの呼名
- コッペ(京都)
- セコガニ(京都・福井・兵庫・鳥取)
- オヤガニ(鳥取)
- 香箱ガニ(石川)
まとめ
6月22日の【かにの日】。
「星占いのかに座の初日であること」と、「50音表で“か”が6番目、“に”が22番目であること」から、かに料理専門店・かに道楽によって制定された記念日でした。
ズワイガニは冬の味覚ですが、タラバガニは年に2回旬の時期があり、4〜6月、11〜2月と初夏の季節でも美味しくいただくことができます。(正確にはヤドカリ科ですが…)
ぜひ旬の味覚を楽しんでくださいね。