6月13日は【はやぶさの日】です!
なぜ【はやぶさの日】といわれるのか、その由来・理由やプチ雑学をまとめました。
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由来・理由
2010年6月13日、小惑星探査機「はやぶさ」が小惑星「イトカワ」までの7年間の旅を終えて地球に帰還しました。
このことを記念し、6月13日が「はやぶさの日」として制定されました。
2012年に、宇宙航空研究開発機構(JAXA)の施設がある市町村による組織「銀河連邦」によって制定された記念日です。
プチ雑学・トリビア
はやぶさ帰還時のニュースには、日本中の多くの人が感動しましたよね。
今回ははやぶさの日にちなんで、宇宙や人工衛星に関する雑学・豆知識を集めました。
「銀河連邦」って何?
はやぶさの日を制定した「銀河連邦」は、宇宙科学研究所がある神奈川県相模原市の呼びかけによって1987年に発足した日本の組織です。
宇宙への夢・ロマンを育むことを目的にさまざまなサミットや交流イベントなどが行われており、以下JAXAの研究施設が置かれている(置かれていた)5市2町の自治体によって構成されています。
とてもユーモアなことに、各自治体は「共和国」としての国名が付けられています。
(※記念日制定時は、宮城県角田市を除く4市2町)
銀河連邦の構成自治体
- 北海道広尾郡大樹町:タイキ共和国
- 岩手県大船橋市:サンリクオオフナト共和国
- 宮城県角田市:カクダ共和国
- 秋田県能代市:ノシロ共和国
- 神奈川県相模原市:サガミハラ共和国
- 長野県佐久市:サク共和国
- 鹿児島県肝属郡肝付町:ウチノウラキモツキ共和国
構成自治体の間では災害時応援協定が結ばれていて、災害時に相互応援を行う防災組織という側面も有するようになりました。
人工衛星の開発にテントウムシが関わる?
初夏になると見かける可愛い虫・てんとう虫。
実はてんとう虫の羽のたたみ方が解明されたのは、ここ最近2017年のことなんです。
てんとう虫の後ろ羽根は進化の過程で「飛行」と「折り畳み」の機能が見事に融合されているそうで、この仕組みは今後、人工衛星のアンテナ開発などに活かすことが期待されているそうですよ。
どこにでもいるイメージのてんとう虫がそんなにすごい虫だったなんて、ちょっとびっくりですよね。
人工衛星が寿命を終えるとどうなる?
人工衛星には設計寿命があり、衛星によって2〜15年と幅広く設定されています。
そこで気になるのが、「寿命を終えるとどうなるのか?」ということですよね。
役目を果たした後もずっとその場に止まっていると、次の衛星を打ち上げた時に衝突してしまいますし、どんどん宇宙が衛星だらけになってしまうかもしれません。
寿命が尽きて役目を終えた人工衛星は、最後に地球から支持を送り、自ら大気圏に突入させて燃え尽きさせられるそうです。なんだかちょっと切ないですね。
また、遠い位置にある衛星は軌道を移動させることも。
移動させられた人工衛星はしばらく地球の周りを回って、大気や重力の影響を受けてやはり大気圏に突入し、燃え尽きてしまいます。
しかし1000kmを超えるほど高い軌道の人工衛星は、なんと100年以上も回り続けるとか。
結果的にこれらは「宇宙ゴミ=スペースデブリ」と呼ばれ、現在問題になっているようです。
まとめ
6月13日の【はやぶさの日】。
2010年6月13日、小惑星探査機「はやぶさ」が小惑星「イトカワ」までの7年間の旅を終えて地球に帰還したことから制定された記念日でした。
人工衛星は宇宙から地球を観測することで天気予報や温暖化などの課題解決に役立てられたり、GPSで位置確認ができるようになったり、とても便利なもの。
遠い存在のように感じますが、実は私たちに毎日情報をくれるとても身近な存在ですね。