6月3日は【測量の日】です!
なぜ【測量の日】といわれるのか、その由来・理由やプチ雑学をまとめました。
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由来・理由
1949年6月3日に「測量法」が公布されました。
このことから、建設省(現・国土交通省)や国土地理院などが1989年に6月3日を「測量の日」として制定されました。
測量・地図への幅広い理解と関心を深めてもらうことを目的として制定された記念日です。
プチ雑学・トリビア
「測量法」は測量を正確・円滑に行うことを目的で、基本測量や公共測量の定義などが定められた法律です。
今回はそんな測量に関する雑学・豆知識を集めました。
測量技術は紀元前3000年頃エジプトに既にあった!
測量の期限は古代エジプト。なんと紀元前3000年頃という大昔に、測量技術はエジプトに既にあったそうです。
現在はダム建設によって氾濫しなくなったエジプトの有名な河川「ナイル川」。当時はモンスーンの影響によって、毎年夏になると氾濫を起こしていました。
その氾濫のたびに街の区画がめちゃくちゃに変わってしまったため、エジプトではその都度、測量を行って区画を作り直していたそうですよ。
測量に必要な以下のような機器は、紀元前2500年頃には既に存在していて、ピラミッド建設にも使われていました。
紀元前2500年ごろに存在した測量機器
- 水準測定器
- 垂直確定器
- 定規
科学的測量を日本で最初に行ったのは伊能忠敬
近代日本で、初めて科学的な測量を行って地図を作ったのは伊能忠敬。
道線法と天体測量を組み合わせて測量を行い、徒歩で日本全国を回って正確な地図を作成しました。
伊能忠敬が日本地図を作成し始めた4月19日は、「地図の日」や「最初の一歩の日」として記念日に制定されています。
エベレストは測量するたびに高さが変わる?
世界一高くて有名な山といえば、思い浮かべるのはエベレストですよね。
登山家が一度は登頂の挑戦をしたい山として名を轟かせています。
そんなエベレストですが、実は測量するたびに高さが変わっていることをご存知でしょうか。
エベレストの高さは、地殻プレートの衝突によって年間で約0.5センチずつ上昇していると言われています。
さらに地震などの影響で、数センチの変化が起きることも。1934年に起こった地震では60センチ近くも低くなったと考えられています。
そのためか測量による誤差なのかは不明ですが、下記のように測量するたびにエベレストの標高記録は変化しているのです。
エベレストの測量記録
- 1945年:8848メートル(インドによる測量)
- 1999年:8850メートル(全米地理学協会による測量)
- 2005年:8844メートル(中国による測量)
まとめ
6月3日の【測量の日】。
1949年6月3日に「測量法」が公布されたことから、建設省(現・国土交通省)や国土地理院などが制定した記念日でした。
路地に似た言葉がたくさんあって少しややこしいですが、まちを形成する小道の存在は風情があるものです。
表通りとはガラッと変わったまちの雰囲気に、探検をしているみたいでワクワクもしますよね。
今日はいつも歩く道から一本入り、路地を歩いてみませんか。