5月11日は【鵜飼開きの日】です!
なぜ【鵜飼開きの日】となったのか、その由来・理由やプチ雑学をまとめました。
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由来・理由
岐阜県長良川の「鵜飼い(うかい)」が行われる期間の初日が5月11日であることから、5月11日が「鵜飼開きの日」とされました。
長良川で鵜飼いが行われる期間は5月11日〜10月15日までです。
プチ雑学・トリビア
鵜を使って捕る伝統的な漁法・鵜飼い。
今回はそんな鵜飼いに関する雑学・豆知識を集めました。
鵜飼いとは
鵜飼いとは、かがり火に驚いた鮎などを飼い慣らした鵜(う)が獲って吐き出したものを漁獲するという、伝統的な漁法です。
「一度飲み込んだものを吐き出させるなんてかわいそうだ」という声もありますが、もともと鵜には捕らえた魚を喉にためて吐き出す習性があり、この習性を利用した手法が使われています。
鵜飼いの始まりはとても古く「日本書紀」や「古事記」にも記述があるほどで、1300年以上の歴史があるといわれています。
鵜飼いによって獲れた魚には傷がつきません。
また鵜の食道で一瞬にして魚が気絶して鮮度を保つことができるため、鵜飼い鮎は献上品としても珍重されてきました。
岐阜市・長良川の鵜匠は国家公務員!
観光鵜飼の多くは、市などの自治体が運営しているため、鵜匠は自治体の職員であることが多いと言われています。
しかし、岐阜市・長良川の鵜飼いは、日本で唯一皇室御用の鵜飼い。
長良川の鵜匠は正式名称を「宮内庁式部職鵜匠」といい、宮内庁の職員……つまり国家公務員なんですよ。
国家公務員の鵜飼、なんだかとても特別な感じがしますね。
鵜飼いの鳥は何?
鵜飼いに使う鳥は「鵜(う)」です。
しかしあまり聞き馴染みがありませんよね。
鵜とは日本に生息するカツオドリ目ウ科の鳥の総称のこと。
その中で鵜飼いに使われるのは狩りに特化した水鳥ともいわれる「カワウ」か「ウミウ」ですが、長良川鵜飼いではカワウよりも体が大きくて丈夫な「ウミウ」が使われています。
まとめ
5月11日の【鵜飼開きの日】。
岐阜県長良川の「鵜飼い(うかい)」が行われる期間の初日が5月11日であることが由来の記念日でした。
鵜飼いは実際に観に行くと、鵜匠さんから興味深いお話が聞けたり、なかなか有意義な体験ができるもの。
ぜひ機会があれば一度観に行ってみてはいかがでしょうか?
暗い夜に川の上で輝く照明の雰囲気も、少し幻想的で非日常を味わえますよ。