3月30日は【マフィアの日】です！
なぜ【マフィアの日】となったのか、その由来・理由やプチ雑学をまとめました。
由来・理由
1282年3月30日に、マフィアの名前の由来になったとされている住民暴動・虐殺事件の「シチリアの晩鐘事件」が起こりました。
このことから、3月30日が「マフィアの日」として制定されました。
マフィアの名前の由来は暴動の合言葉「Morte alla Francia Italia anela（フランスに死を、これはイタリアの叫びだ）」の各単語の頭文字から取られています。
プチ雑学
1282年当時のシチリア島は、フランス国王の叔父シャルル・ダンジューによる苛酷な支配下にありました。
事件当日である3月30日は復活祭の翌日で、晩祷（夕方のお祈り）のため、教会の前には多くの市民が集まっていました。
そこへフランス兵の一団がやってきて女性に手を出そうとしたのですが、その女性の夫が怒り、いきなりその兵士を刺してしまいます。
兵士たちは男性に剣を向けようとしましたが、その場に居合わせたほかの市民もフランス兵に襲いかかり、兵士の一団を全員殺害。そのとき晩祷を告げる晩鐘が鳴ったことから、この事件は「シチリアの晩鐘事件」と呼ばれることとなりました。
この反乱はすぐに、シチリア島全島に拡大します。
兵士・一般人を問わずフランス人は見つかり次第に殺され、その数はなんと4000人以上に及びました。
まとめ
3月30日の【マフィアの日】。
現在「マフィア」は、イタリアのシチリア島を起源とする組織犯罪集団とされ、メキシコやアメリカの大都市などでも暗躍しています。
かつての凄惨な歴史から生まれたマフィアが現代にも残っていると考えると、「争いや暴動を無くすことは難しいのか」と悲しくなってしまいますね。
ぜひこの日に歴史を振り返って、平和のために私たちに何ができるのか、今一度考えてみてはいかがでしょうか。