8月21日は【噴水の日】です!
夏の時期に見る噴水は涼しげで素敵ですよね。
なぜ【噴水の日】といわれるのか、その由来・理由やプチ雑学をまとめました。
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由来・理由
1877年8月21日に、東京の上野公園で第1回内国勧業博覧会が開催。その会場中央の人工池に、日本で初めてとなる西洋式の噴水が作られました。
このことから、8月21日が「噴水の日」として制定されました。
実際に噴水が落成(工事の完成)したのは9月8日のことでした。
プチ雑学・トリビア
公園や庭園などで目にする、水が噴出される噴水。
芸術的で圧巻の噴水もあれば、シンプルな噴水などもあり、世界はもちろん日本でもたくさん見かけることが多いですね。
夏にはとても涼しげなスポットとして、特に子どもたちがはしゃぐことも多いのではないでしょうか。
今回はそんな噴水に関する雑学・豆知識を集めました。
噴水の起源は古代メソポタミア文明から!
あると涼しげで華やかな空間になる噴水は、古代メソポタミア文明の時代が起源だとされています。
この時代の遺跡から噴水の跡と思われるものが発見されており、自然に湧き上がる水に当時の人々が神秘を感じて大切にしていたそう。
古代ギリシャでは泉=神聖なものとして考えられており、泉を利用して噴水を作り、その周囲に神殿を建てられるようになりました。
装飾的・芸術的な噴水が造られるようになったのはルネッサンス期以降で、以下のような噴水が有名です。
ルネッサンス期頃の代表的な噴水
- トレビの泉(イタリア)
- ティボリの噴水(イタリア)
- ベルサイユ宮殿(フランス)
昔の噴水の原理は?
古代ギリシャの噴水は、ポンプなどの動力なく造られていました。
その水を噴き出る仕組みを考えたのは数学者・ヘロン。
彼は「水を水面の高さよりも高い所へ一度持ち上げてから、低い所へ移す」という「サイフォンの原理」を利用して、噴水を作り出しました。
この噴水は「ヘロンの噴水」と呼ばれています。
サイフォンの原理は今でも身近なところで使われています。
たとえば以下のようなものがありますので、「サイフォンの原理」という言葉を知らずに使ったことがある方も多いのではないでしょうか。
サイフォンの原理の一例
- 金魚・熱帯魚などの水槽の水の入れ替えでホースを使う時
- ポリタンクから灯油を移す灯油ポンプを使う時
ペットボトルやストローでミニ噴水が作れる!
「ヘロンの噴水」のようにサイフォンの原理を使うと、ペットボトルやストローを使うことで、誰でもミニ噴水を作ることができます。
小学生など小さなお子様でも作れますよ。夏休みの自由研究に、いかがですか?
まとめ
8月21日の【噴水の日】。
1877年8月21日に開催された東京の上野公園で第1回内国勧業博覧会で、その会場中央の人工池に日本で初めてとなる西洋式の噴水が作られたことから、制定された記念日でした。
特に暑さのひどい時期は公園などに出かけるのも嫌になってしまいますが、噴水があるとそれだけで涼しげで行きたくなるスポットになりますよね。
猛暑がツライときには噴水のあるスポットまで涼みに行ってはいかがでしょうか。