6月7日は【緑内障を考える日】です!
なぜ【緑内障を考える日】といわれるのか、その由来・理由やプチ雑学をまとめました。
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由来・理由
「6→りょく 7→ない」で「緑内」の語呂合わせから、緑内障の患者やその家族で作る一般社団法人・緑内障フレンド・ネットワークによって6月7日が「緑内障を考える日」として制定されました。
緑内障についての正しい理解を広めることと、年に一度は検診を受けるよう呼びかけるという目的で制定された記念日です。
プチ雑学・トリビア
緑内障は早期発見すると薬で進行を抑えられる病気。しかし、治療が遅れると失明となってしまうこともあります。
誰もがなりうる病気ですので、自分の視力を守るために、緑内障のことはしっかり理解しておきたいですね。
今回はそんな緑内障に関する雑学・豆知識を集めました。
緑内障とは
緑内障は、目から入ってきた情報を伝達する「視神経」という器官が傷つくことで、視野が狭くなったり歪んだりしてしまう病気のことです。日本では40歳以上の2人に1人が緑内障とされています。
突然見えなくなるなどのわかりやすい症状ではなく、時間をかけて少しずつ見える範囲が狭くなっていく病気のため、発見が遅れがちになることも。
一度傷ついてしまった視神経は元に戻らず治療が遅れると失明してしまうこともあり、現在、日本では失明の原因の一位がこの緑内障となっています。
しかし失明する場合も長い年月がかかります。
緑内障はとにかく10〜20年という長い時間をかけて進行する病気なので、早期発見のため・早く進行を抑えるためにも、眼科で定期的な検診が重要です。
緑内障のポイント
- 長い時間をかけて視野が狭くなる病気
- 進行が遅いため気付きにくい
- 早期発見すると薬で進行を抑えられる
- 一度傷ついた視神経は元に戻らないため、失明の恐れもある
緑内障=失明ではない!
「緑内障」というと「失明してしまう」と思う思う方がいるようですが、前述の通り、早期発見をすることで進行を抑えることができます。
具体的には眼科医による治療で「眼圧」のコントロールをすることによって、ほとんどの人は失明することなく過ごせるのです。
「病気と言われるのが怖い」「取り返しのつかない宣告をされる心の準備ができていない」
こうした思いから病院になかなか行けない人も多いのではないでしょうか。
しかし緑内障は放置すれば怖い病気ですが、早期発見で宣告されることはむしろ進行を抑えられると知れること。
心の準備はいりませんし、怖がる必要もありません。
もし少しでも気になったなら、症状がなくても検診を受けてみると安心できますよ。
「緑内障」の名前の由来は?なぜ緑?
緑内障がなぜ「緑」が付くのかなど、名前の由来が気になったことはありませんか?
この由来は以下のように諸説あります。
緑内障の名前の由来の説
- 眼圧が高くなることで角膜が白濁し、その角膜を通して黒い眼底をみると目が青緑色に見えるから
- 昔のヨーロッパの教科書で「目が緑色に濁る病気」と定義されていたから
- 古代ギリシャのヒポクラテスが「目が地中海の海のように青くなって失明状態になる」と表現していたことから
まとめ
6月7日の【緑内障を考える日】。
「6→りょく 7→ない」で「緑内」の語呂合わせから、緑内障の患者やその家族で作る一般社団法人・緑内障フレンド・ネットワークによって制定された記念日でした。
視力はとても大切で、一度失ってしまうと取り返しがつきません。
ぜひ緑内障についての正しい知識を持って、定期的に眼科検診を受けましょう!