5月24日は【伊達巻の日】です!
なぜ【伊達巻の日】といわれるのか、その由来・理由やプチ雑学をまとめました。
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由来・理由
1636年5月24日、仙台藩初代藩主で戦国武将・伊達政宗が、参勤交代で滞在中だった江戸で死去しました。
伊達政宗は「伊達巻」の名前の由来であるという説があるため、この命日が伊達巻の日として制定されました。
卵焼きや厚焼きなどの寿司具材を製造・販売する、大阪府吹田市にある株式会社千日総本社(現在:株式会社せんにち)が制定した記念日です。
プチ雑学・トリビア
華やかで滋養豊かな卵料理・伊達巻。
魚のすり身・溶き卵・出汁をすり混ぜ、みりんや砂糖で甘めに焼いて巻き上げられた、お正月のおせち料理に欠かせない豪華な一品ですね。
今回はそんな伊達巻に関する雑学・豆知識を集めました。
伊達巻の名前の由来の説
今回の記念日は「伊達政宗が由来だ」という説から制定されていますが、伊達巻の名前の由来は下記のように諸説あります。
伊達巻の名前の由来
- 伊達政宗の好物であることが由来である説
- 普通の卵焼きより味も見た目も豪華で、洒落た装いを意味する「伊達もの」が由来である説
- 女性用の和服に使われる伊達巻きに似ていることが由来である説
長崎県などでは「カステラかまぼこ」
全国的には伊達巻という名称が浸透している伊達巻。製法がカステラに似ている部分も多い料理ですが、発祥地と言われる長崎では「カステラかまぼこ」とも呼ばれます。
また、沖縄県でも郷土料理として「カステラかまぼこ」という料理がハレの日に食べられています。
ただしこちらのカステラかまぼこは巻かれておらず、まさにカステラのような見た目をしている食べ物です。
もともとはロールケーキ?
巻きすでクルンと巻かれた、まるでロールケーキのように可愛い形の伊達巻。もともとはまさにロールケーキのようなお菓子が原型だったそう。
元となったのはオランダの「トルタ・デ・ラランジャ」というロールケーキのような伝統的なお菓子で、それを日本風にアレンジして伊達巻になったと言われています。
関西と関東で味が違う?
うどんなど関西と関東で味が異なる料理はいくつかありますが、伊達巻もそのうちのひとつ。
見た目は同じですが、主に甘さが違うため、お互いの地域のものを初めて食べるとびっくりしてしまうかもしれません。
関西と関東の味の違い
- 関西:甘さ控えめであっさりした味わい
- 関東:関西の2〜3倍の砂糖を使うためしっかり甘い味わい
伊達巻がお寿司やスイーツとして食べられる地域もある!
お正月に欠かせない伊達巻ですが、地域によって珍しい食べ方をするところも。
千葉県銚子市ではお寿司「伊達巻寿司」として食べられています。
また、最近ではおせち料理やおかずではなく、スイーツとして食べられることもあるようです。
スライスした伊達巻に生クリーム・ジャム・あんこなどをトッピングして食べると、ケーキのような感覚のスイーツに早変わり。
フレンチトーストとしてリメイクするレシピも巷では人気のよう。
ぜひ一度、試してみてはいかがでしょうか。
まとめ
5月24日の【伊達巻の日】。
伊達巻の名前の由来になったと言われる伊達政宗の命日に制定された記念日でした。
華やかで滋養たっぷりの伊達巻はお正月のおせち料理にぴったりですが、普段食べることももちろんおすすめ。
おかずとして、お酒の肴として、そしてスイーツとして。
さまざまな可能性のある伊達巻、今日のレシピにいかがですか?