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雑学

【孤児院の雑学】9月22日は孤児院の日!〜今日は何の日?

9月22日・孤児院の日

9月22日は【孤児院の日】です!

なぜ9月22日が【孤児院の日】といわれるのかという由来・理由や、「孤児院」に関するプチ雑学をまとめました。

朝礼のスピーチ、メルマガ配信、話のネタの参考にどうぞ!

由来・理由

1887年9月22日に、「児童福祉の父」と言われる岡山の医師・石井十次が日本初の孤児院「孤児教育会」(後の「岡山孤児院」)を創設しました。
このことから、9月22日が「孤児院の日」として制定されました。

ちょこっとメモ

石井十次は、アリス・ペティ・アダムス、留岡幸助、山室軍平とともに「岡山四聖人」と称されています。

プチ雑学・トリビア

親や世話してくれる近親者のない子どもを預かり、養護するための施設・孤児院。
現代では「児童養護施設」と呼ばれています。

ここからは、そんな孤児院に関する雑学をいくつかご紹介します。

孤児院はどんなところ?

孤児院は、保護者がいなかったり、何らかの理由で保護者が養育できない子どもたちを養育して、自立支援を目的とする施設のこと。
現代の日本では「児童養護施設」と呼ばれています。

生活している子どもたちの年齢は、原則1歳から18歳まで。
しかし特別な事情がある場合は、1歳未満の乳児や18歳以上20歳未満の入所者もいます。

孤児院といえば親を失った子どもが入所しているイメージが強いかもしれませんが、実は現代において、身寄りのない子は少数派。
育児放棄や虐待の結果、保護された子どもたちが多いのが現状です。

そのため児童養護施設では、心に大きな傷を負って愛情に飢えた子どもたちが「家族の温かさ」を感じることができるよう、一般の家庭に代わる生活の場としての環境づくりをされています。

孤児院の概要

  • 入所は原則1歳から18歳まで
  • 特別な事情がある場合、1歳未満の乳児や18歳以上20歳未満の入所者もいる
  • 現代では、育児放棄や虐待の結果、保護された子どもたちが多い

孤児院の起源

孤児院の概念は古代から存在していました。

古代ギリシャやローマでは、孤児や親を失った子供たちを宗教的施設や富裕層が保護することが一般的でした。
しかし、現代の孤児院に近い形が発展したのは中世ヨーロッパで、教会や修道院が運営する施設が増え始めたことからです。

日本の孤児院の歴史

日本では、江戸時代に寺社や僧侶たちが孤児を保護する役割を担っていました。

明治時代になると、政府主導で孤児院が設立。
この記念日の由来となった1887年に、日本初の近代的孤児院「岡山孤児院」が石井十次によって設立されました。
この施設は、後の日本の児童福祉システムの礎となりました。

孤児院と養護施設の違い

実は、今は「孤児院」という言葉はあまり使われていません。厳密にいうと、日本に孤児院はもう存在しません。

孤児院は1947年の児童福祉法の成立により「養護施設」へ、そして1997年の法改正で「児童養護施設」へと呼び名が改められました
そのため、現代では「孤児院」ではなく「養護施設」や「児童養護施設」といった名称が一般的です。

社会的孤児の存在

孤児というと親を亡くした子どもを思い浮かべるかもしれませんが、「社会的孤児」という言葉があります。

社会的孤児とは、親が生きているにもかかわらず、親から適切なケアを受けられない子どもたちのこと。
親の離婚、貧困、虐待などの理由で、社会的孤児は世界中に多く存在しています。

なぜタイガーマスクが寄付をする?

「児童養護施設にタイガーマスクから寄付があった」というニュースは、誰もが一度は耳にしたことがあるのではないでしょうか。
なぜ匿名の人が寄付をする際にタイガーマスクを名乗るのか、気になったことはありませんか?

始まりは2010年12月25日。
1960年から70年にかけて連載されたプロレス漫画「タイガーマスク」の主人公「伊達直人」を名乗る30代のサラリーマンの男性から、群馬県中央児童相談所へランドセル10個が送られました。
その後、全国各地の児童養護施設へ複数存在すると思われる「伊達直人」からの寄付行為が相次ぎ、これらの寄付行為を「タイガーマスク運動」と呼ばれるようになったのです。

物語の中で、「伊達直人」は孤児院出身。
タイガーマスクとしてリングに立つ一方で、自らが育った孤児院に対して寄付などの支援を行っていました。
このことから、タイガーマスクの名前を借りて寄付したとされています。

まとめ

9月22日の【孤児院の日】。

1887年9月22日に、岡山県の医師・石井十次が日本初の孤児院「孤児教育会」(後の「岡山孤児院」)を創設したことから、制定された記念日です。

少子化の現代。元より宝の子どもたちをより守っていくべきなのに、虐待など痛ましい事件が多く、大変悲しいですね。
しかし最近では、児童養護施設出身の方が大活躍したりと、明るいニュースもあります。
社会全体で子どもたちを育てられるよう、この日を機会に私たちも児童養護施設への理解を深めてみてはいかがでしょうか。

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