6月10日は【路面電車の日】です!
なぜ【路面電車の日】といわれるのか、その由来・理由やプチ雑学をまとめました。
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由来・理由
「6→ロ 10→テン(デン)」で路面電車の略である「路電(ろでん)」の語呂合わせになることから、6月10日が「路面電車の日」として制定されました。
1995年6月10日、全国の路面電車を持つ自治体が参加する広島市で開催された「第2回路面電車サミット」で制定された記念日です。
プチ雑学・トリビア
路面電車の日には、各地で路面電車利用促進のためのキャンペーンやイベントが行われています。
これを機に路面電車に乗ってお出かけも良いですね!
今回はそんな路面電車に関する雑学・豆知識を集めました。
路面電車と鉄道の違いは何?
路面電車と鉄道の違いは「道路に線路が敷かれているか」という点です。
鉄道は鉄道専用の線路があり、普通の道路へ敷くことはできません。路面電車はその逆で、道路に敷かれる線路を走る電車のことです。
路面電車は街中を走るためスピードもゆったりしています。
また自動車と並走するような形になるため、道路交通法によって定められたルールも多いです。
自動車が右折するときなど、自動車はどうしても線路上に入る必要がありますが、路面電車優先と定められています。路面電車近くで車を運転する場合は気をつけてくださいね。
路面電車の特徴
- 道路上に線路が敷設されている
- 交通ルールが多い
- ゆったりしたスピードで走る
現在、路面電車に乗れる地域はどこ?
路面電車の数は一時期に比べるとかなり減ってしまいましたが、それでも現役で活躍しているものもあります。
以下のエリアでは今でも路面電車に乗ることができますので、ぜひ路面電車の旅をしてみてはいかがでしょうか?
現役の路面電車
- 北海道(札幌市・函館市)
- 東京都(荒川区・北区・新宿区・世田谷区・豊島区)
- 富山県(富山市・射水市・高岡市)
- 福井県(福井市・越前市・鯖江市)
- 愛知県(豊橋市)
- 大阪府(大阪市・堺市)
- 京都府(京都市)
- 滋賀県(大津市)
- 広島県(広島市)
- 岡山県(岡山市)
- 愛媛県(松山市)
- 高知県(高知市・南国市・いの町)
- 長崎県(長崎市)
- 熊本県(熊本市)
- 鹿児島県(鹿児島市)
路面電車は今再注目されている!LRTとは?
数が減りつつある路面電車ですが、実は近年、再注目を浴びています。
自動車による大気汚染、深刻化する道路の渋滞、高齢者による事故の増加……こうした社会問題が増える中で、排気ガスを出さずに環境にも優しい路面電車はとても注目されているのです。
もともと走っていた路面電車よりも低床車両などで乗り降りがしやすく快適な新型の路面電車を「LRT(Light Rail Transit)」といいます。
富山県の「富山ライトレール」が日本初のLRTで、2006年の運行以来、沿線住民や観光客にも利用され、その効果は数字としても現れています。
その効果はますます高まると期待されているLRT。
全国的にはLRT化はなかなか思うように進んでいませんが、また全国に多数の路線電車が走る日もくるかもしれませんね。
まとめ
6月10日の【路面電車の日】。
「6→ロ 10→テン(デン)」で路面電車の略である「路電(ろでん)」の語呂合わせになることから制定された記念日でした。
環境にも優しく、さまざまな問題の解決策となり得る路面電車(LRT)。
利用者が増えれば増えるほど、全国化は進むはずです。路面電車の沿線に住む方はもちろん、近くに路面電車が走っていない方はもしお近くに立ち寄ることがあれば、ぜひ乗ってみてくださいね。