5月30日は【ゴミゼロの日】です!
なぜ【ゴミゼロの日】といわれるのか、その由来・理由やプチ雑学をまとめました。
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由来・理由
「5→ご 3→み 0→ゼロ」の語呂合せから生まれた記念日です。
もともと豊橋山岳会会長・夏目久男さんの呼び掛けによって豊橋市で開始されたゴミゼロ運動ですが、ネーミングがユニークだったことから運動が全国に広がり、1985年7月に全国大会が開かれた際、「ゴミゼロの日」とする宣言がなされました。
ゴミゼロの日のごみゼロを推進するため、5月30日は他にも「お掃除の日」「掃除機の日」なども制定されています。
プチ雑学・トリビア
最初は市民運動として開始されたゴミゼロ運動。
1993年には厚生省(現:厚生労働省)が、5月30日を初日とする「ごみ減量化推進週間」と「ごみ散乱防止協調習慣」を制定しました。
今回はそんなゴミゼロ=ごみの減量化などに関する雑学・豆知識を集めました。
ゴミゼロ=ゼロウェイスト
ゴミゼロというと日本の言葉ですが、「ごみをゼロにする」という目標をかかげた活動は世界中に広がっています。
廃棄物が増加したこと、二酸化炭素による地球温暖化がキッカケに広がった考え方です。
世界ではこのような活動を「ゼロウェイスト(Zero waste)」と呼び、1996年にオーストラリアの首都キャンベラで、世界初の「ゼロウェイスト宣言」を出しました。
その後ゼロウェイスト宣言は、ヨーロッパや北アメリカ大陸の各都市にも広がっていきました。
日本でも、2022年1月時点で、下記の都市がゼロウェイストを宣言しています。
日本のゼロウェイスト宣言都市
- 徳島県上勝町
- 福岡県大木町
- 熊本県水俣市
- 奈良県斑鳩町
- 福岡県みやま市
徳島県にほぼゴミゼロを達成するまちがある?
ゼロウェイスト宣言都市のひとつ「徳島県上勝町」では、まちのリサイクル率がなんと80%を超えています。
人口1500人足らずの山あいの町で2003年に「ゼロウェイスト宣言」を出してから17年、すっかりエコ先進地域となり、「ゴミ収集車の走らない町」として全国に知られるようになりました。
上勝町はリサイクル率100%を目指し、以下のような取り組みを行っています。
徳島県上勝町の取組み
- ゴミを45種類に分別して収集
- 生ゴミは農業の堆肥にする
- 中古品の再利用を促す
- アップサイクルグッズをつくって販売
アップサイクルとリサイクルの違いって?
SDGsの取組みが広がる中、「アップサイクル」という言葉を見聞きしたことはありませんか?
「アップサイクル」とは、廃棄物や不用品を新しい製品に生まれ変わらせることです。
ここで気になるのは、もともと世に広がって誰もが聞いたり取り組んだことのある「リサイクル」という言葉との違いですよね。
リサイクルとは、廃棄物を分解することで減量や燃料にし、有効利用すること。
それに対してアップサイクルは、廃棄物や不用品をそのまま活かして、新しい価値をつけた製品にすることです。
古雑誌などが再生紙になるのはリサイクル。こちらはお馴染みですよね。
服を作るときにできた端切れなどを使って布小物を作ることなどが、アップサイクリングとなります。
少しリメイクと似た意味合いですね。
まとめ
5月30日の【ゴミゼロの日】。
「5→ご 3→み 0→ゼロ」の語呂合せが由来の記念日でした。
SDGsへの関心が高まる今、ひとりひとりが取り組んでいきたい試みですね。
今すぐ完全なゼロにすることは難しくても、ひとりずつが少しごみを減らすだけでも、全体では大きな変化となるはずです。
できることから少しずつ、ゴミゼロ運動を始めてみませんか。