5月23日は【ラブレターの日】です!
なぜ【ラブレターの日】といわれるのか、その由来・理由やプチ雑学をまとめました。
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由来・理由
「5→こ(い) 23→ふみ」で「恋文」と読む語呂合せと、浅田次郎原作の映画『ラブ・レター』の公開初日であったことから、5月23日が「ラブレターの日」として制定されました。
映画『ラブ・レター』のPRのために松竹が制定した記念日です。
プチ雑学・トリビア
恋人や片思いの相手に気持ちを伝えるための手紙・ラブレター。
今回はそんなラブレターに関する雑学・豆知識を集めました。
日本の和歌はラブレターだった?
日本の平安時代に大流行した和歌。
五七五七七の音数で書かれる日本固有の詩歌で、学生時代、国語や歴史の授業で学ばれるものですよね。
日本らしい四季のうつろいや自然の美しさを詠む印象が強い和歌ですが、実は恋にまつわるものも多く、そうした和歌では恋人同士の心情や風景などが詠まれていました。
和歌は意思表示として用いられることも多く、恋人同士で送り合ったりしたそうですよ。
有名な恋の和歌
- 君がため 惜しからざりし 命さえ 長くもがなと 思ひけるかな(藤原義孝)
意味:あなたのために命も惜しくはないと思っていたのに、会うと少しでも長く生きたいと思ってしまいます。 - あらざらむ この世のほか 思ひ出に いまひとたびの あふこともがな(和泉式部)
意味:私はもうすぐ生きていないでしょう。あの世での思い出に、せめてもう一度だけあなたにお会いしたいです。 - きみにより 思ひならひぬ 世の中の 人はこれをや 恋といふらむ(在原業平)
意味:あなたのおかげで人を想うことを学びました。世間の人はこれを恋というのでしょう。
ラブレターは古代ローマからあった
今や古風なイメージも抱くかもしれないラブレターですが、実は古代ローマにもラブレターが存在したとされています。
古代ローマでは、ラブレターは木製の板に書かれていました。
手のひらサイズの小さな薄い板に蝋を流し込み、その蝋に針状の道具で文字を刻んで、相手に送ったそうです。
ただしローマ帝国崩壊以降は、庶民の識字率が低くなってしまったため、多くの人が読み書きができなかったことからラブレター文化は庶民から離れてしまったのだとか。
20世紀初頭までは、ラブレターを用いたのは貴族やエリートだけだったようですよ。
まとめ
5月23日の【ラブレターの日】。
「5→こ(い) 23→ふみ」で「恋文」と読む語呂合せと、浅田次郎原作の映画『ラブ・レター』の公開初日であったことから、松竹によって制定された記念日でした。
スマホやパソコンが当たり前になった時代だからこそ、手書きの手紙はより温かみを感じるかもしれません。
ぜひこの機会に、大切な人へラブレターを送ってみてはいかがでしょうか。