5月17日は【お茶漬けの日】です!
なぜ【お茶漬けの日】といわれるのか、その由来・理由やプチ雑学をまとめました。
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由来・理由
お茶漬け等で有名な食品メーカー・永谷園の創業者の先祖である永谷宗七郎の命日が1778年5月17日であることから、2012年に永谷園によって、5月17日が「お茶漬けの日」として制定されました。
永谷宗七郎は江戸時代にお茶の製法を発明して、煎茶の普及に貢献した人物でもあります。
プチ雑学・トリビア
小腹が空いたとき、お酒を飲んだシメとして、ついつい食べたくなるお茶漬け。
食欲がないときにも食べやすいので、体調不良の時にも活躍してくれる料理です。
今回はそんなお茶漬けに関する雑学・豆知識を集めました。
あられが入っている理由は乾燥剤代わり
お茶漬けの素には、大体あられが入っていますよね。
柔らかいお茶漬けの中でカリッとした食感は良いアクセントで、一層美味しく感じられるから好きな方も多いのではないでしょうか。
しかしこのあられ、「美味しくするため」「食感にアクセントを与えるため」という理由で入れられるようになったわけでは無いということをご存知でしょうか。
かつて戦後に全国的に普及されるようになったお茶漬けの素。当時は密封する技術がなく、よく湿気ってしまいました。
それをネックに感じていた中で、たまたまお茶漬けの素の具材としてあられを入れてみたところ、あられが湿気を吸収することとなり湿気問題が解決!
以降、あられが乾燥剤代わりとしてお茶漬けの素に入れられるようになります。
密封技術が発展した現在でも、その名残から定番の具のひとつとなりました。
お茶漬けは消化にいい?悪い?
お茶漬けは消化にいい説・消化に悪い説と両極端な説があることをご存知でしょうか?
ちまたでは「おかゆと同じで消化にいい」という声、そして「噛まずに飲み込むため消化に悪い」という声が両方存在しているのです。
あまりに正反対な論なので、「どっちが本当なの?」と混乱してしまいますよね。
実際に消化に良いか悪いかは、「食べ方によって変わる」んです。
しっかり噛んで食べると消化に良いのですが、あまり噛まずに飲み込んでしまうと消化に悪いのです。
そしてお茶漬けはしっかり噛まずに飲み込む人が多いため、一般的にいうと「消化に悪い食べ物」といえてしまうんです。
なぜ「噛まない=消化に悪いの?」とちょっと疑問に思いますよね。噛まなくても柔らかくなっているのだから、胃にとって柔らかいものは消化しやすいのではというイメージもあるかと思います。
実は、食べ物に含まれる糖質は唾液の成分によって第一段階の消化が行われます。噛むことで唾液内の酵素が働き、消化がスタートするんですね。「よく噛まない=このステップを飛ばす」ということになってしまうため、胃の中での消化に時間がかかることとなります。
結果的に、お茶漬けは消化の悪い食べ物とされているのです。
まとめ
5月17日の【お茶漬けの日】。
消化に悪い食べ物とはいえ美味しいお茶漬け、たまに無性に食べたくなることありますよね。
食べ過ぎには注意し、できればよく噛むようにして、じっくりお茶漬けを味わいたいところです。